オスカー俳優であり、監督としての才能も発揮する米俳優のジョージ・クルーニー。国内外の社会問題にも造詣が深く、ダンディーな容姿と知性も兼ね備えた「最もセクシーな男」だ。映画「オーシャンズ13」の日本プレミアの際には、メディアに対してウィットとユーモアに富んだトークを披露し、日本のファンを魅了した。

そんなジョージ・クルーニーが、追突事故を起こした。今年6月にラスベガスのホテルやカジノで働いていたサラ・ラーソンさんとの破局が伝えられたジョージ・クルーニーだが、昨年9月にそのラーソンさんとバイクに乗っている際に事故を起こしている。自身が肋骨を折り、ラーソンさんも足を骨折するという大事故だった。このときに治療を受けた病院で、ジョージ・クルーニーのカルテを盗み見した医師ら約40人が停職になるという珍事も起きている。

今回は自身の別荘があるイタリアで、黒い大型車を運転中に前を走る女性の車に追突。昨年のような大事故ではなく、双方ともに無事だったようだが、ジョージ・クルーニーはすぐさま過失を認め、女性の車は修理工場へ送られた。

ところが後日、女性が修理工場を訪れると、同じ車種の最新モデルが用意されていた。事故のお詫びにジョージ・クルーニーが贈呈したという。女性の車はイタリアの自動車メーカー、ランチアの「イプシロン」。日本にもファンが多い人気車種で、コンパクトカーながら1万4000ポンド（約280万円）もする高級車だ。

さらに、その新車のフロントガラスには「本当に申し訳ない。あなたが許してくれるといいのだけど。ジョージ・クルーニー」と書かれたメモが残されていたという。この紳士的な振る舞いに、被害女性が感動したことは想像に難くない。また、ニュースを見た読者からも「なんて素晴らしい男なんだ」「一流の俳優だなあ」などの感想が寄せられている。