アニマル浜口氏は要注意人物? 中国紙「奇怪な行動で有名」と紹介。

2008/08/19 17:41 Written by コジマ

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北京五輪レスリング女子72キロ級3位決定戦でアリ・バーナード選手(米国)を破り、2大会連続の銅メダルを獲得した浜口京子選手(ジャパンビバレッジ)。48キロ級の伊調千春選手(綜合警備保障)が銀、55キロ級の吉田沙保里選手(同)が金、63キロ級の伊調馨選手(同)が金に輝いており、日本女子は全階級でメダルを獲得した。また、浜口選手は「北京五輪は完全燃焼できた」(サンケイスポーツより)としたものの、悲願の金メダル獲得に向けて現役続行を宣言している。

そんな浜口選手の心の支えとなっているのが、元プロレスラーのアニマル浜口こと父・平吾さんの存在だ。北京五輪でも試合中にスタンドから声をからして指示を送り、準決勝で王嬌選手(中国)にフォール負けした際には涙をにじませていた。そんな平吾さんについて、中国紙法制晩報が「要注意人物」であることを紹介し、3位決定戦で浜口選手が勝利した瞬間に最前列へ向かった平吾さんを係員が制止したことについて「会場にいたスタッフは大事に至らなかったのでほっとした」(サーチナより)と報じている。

72キロ級で浜口選手を破った王選手が金、55キロ級で18歳の許莉選手が銀を獲得するなど、中国でも女子レスリングの注目度は高い。そのため王選手に敗れた元世界王者の浜口選手の試合結果も各メディアが報じたようだが、法制晩報紙は平吾さんについて「京子選手の試合になると全身を使って感情をあらわにする。しばしば奇怪な行動をとるので有名だ」「17日の試合でも約30人の応援団を引き連れて会場に現れた。そしてこぶしを振り上げながら京子選手の名前を連呼した」(サーチナより)と紹介。そんな「要注意人物」による騒動が起こらなかったことに、安堵を示した。

浜口選手の銅メダルが決定すると、平吾さんは妻の初枝さんとともに観戦していた2階席から1階席へ移動。平吾さんがすぐさま係員5人に制止されたことから、警備関係者からマークされていた可能性もある。

しかし、平吾さんが止められたすきに初枝さんがフェンスを飛び越えて最前列に降り立ち、柵をのぼった浜口選手と抱き合って日本中に感動をもたらした。娘に近づけなかった平吾さんは、控え室に引き上げる浜口選手に向かって「気合だ〜!」と叫ぶのみにとどまった。

試合後に生出演したテレビ番組で「好きな人はいます」と告白した浜口選手、横にいた平吾さんを驚愕させたが、「好きな人を知っているのは、母です」と語っていただけに、本人は平吾さんよりも初枝さんと抱擁したかったのかもしれない。

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