3戦全敗の反町ジャパンに造反劇、本田圭選手の発言に批判殺到。

2008/08/15 19:02 Written by コジマ

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国民の期待を背負いながら、北京五輪で3戦全敗の1次リーグ敗退となった反町康治監督率いるサッカー日本代表。強豪ぞろいのB組を勝ち抜く実力に欠けていたことは周知のことだが、五輪で1勝もできなかったのは初のこと。ブラジルに勝ったアトランタ大会やベスト8に入ったシドニー大会などに比べ、今回はなすすべもなく敗れた印象がぬぐえない。

そんな反町ジャパンで、選手たちが監督の指示を無視するという造反劇が発生したことが明らかになった。サンケイスポーツによると、試合後にMF本田圭佑選手(VVVフェンロ)が「監督から“オランダは巧いから深追いしなくていい”といわれた。それはごもっともだけどオレの考えは違った。そんなに怖くない。圧倒できると思ったから前から行こうと。他の選手に話したら全員、それでいくとなった」と語ったという。

また、MF梶山陽平選手(FC東京)も「監督は“前から行かなくていい”といったけど、みんなで前から行こうと話した」(サンケイスポーツより)と本田圭選手の発言を裏付けている。

本田圭選手はナイジェリア戦終了後に「サッカーに勝って勝負に負けた」(J's GOALより)と発言したことや、オランダ戦終了後に審判批判をしたことで批判を浴びていたが、今回の造反発言にネットでは怒りの声が殺到。さらに「それで問題なくやれた」(サンケイスポーツより)と正当化したことで、「問題なく自分勝手にやって全敗かよ」などの意見が寄せられている。

8月15日に選手とともに帰国した反町監督は「責任は全部、私。選手に責任はない。経験を無駄にせず世界にはばたいてほしい」(同)と選手をかばう発言をしていたが、選手たちにその気持ちは届かなかった模様。指示を無視した選手が悪いのか、それとも監督の力不足かは意見が分かれるところだが、いずれにせよ後味の悪い五輪となってしまったのは否めない。ちなみに反町監督は、代表選手への最後の指令として、休養を取らず8月16、17日に行われるJリーグへの出場を要求している。

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