キッチンシンクで「入浴」、米バーガーキング店員が動画公開で騒動。

2008/08/14 21:00 Written by Narinari.com編集部

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吉野家の「テラ豚丼」騒動やケンタッキー・フライドチキンの「ゴキブリ揚げ」騒動など、日本でもたびたび話題に上るファストフード従業員の暴走。前者はニコニコ動画、後者はmixiの日記と、いずれも従業員がネットで「自慢」したことが騒動のきっかけだった。このような行為は食品衛生の観点からも決して許されるものではなく、食品を扱う者としての意識の低さや、企業の従業員教育の在り方などが激しい批判にさらされたのは、記憶に新しいところだ。

これらと同じような事例が、最近、米国のバーガーキングを舞台に起きた。オハイオ州ゼニアにある店舗の従業員が、キッチンにある大型のシンクに「入浴」しているところを動画で撮影。SNSの「MySpace」で公開し、大きな騒動へと発展したのだ。この動画はほかの動画共有サイトにも転載され、現在はYouTubeなどでも見ることができる。

動画に映っているのは刺青をした個性的な髪型の男性。シンクにためた水は泡風呂状態のため下半身はわからないが、上半身は裸の状態だ。動画は約4分間で、途中でカメラはバーガーキングの店内やほかの従業員も撮影しており、すぐに店舗が特定できそうな情報がいくつも映っている。

YouTubeのコメント欄には、「もうバーガーキングは食べない」「オーストラリアでなくて良かった」「なんというバカ」「彼はもうほかの仕事にもつけまい」と、この行為を非難する声が寄せられているほか、「カンザスでウェンディーズで同じことをしていた奴を知っている」「レストランで働いている人は、半数以上が手を洗ってない」と、やや脱線気味の書き込みもチラホラと見られる。また、動画にはマネージャーと見られる人物も映っていることから、なぜその場で注意しなかったのかとの批判も少なくない。

この動画について、ニューヨークポスト紙など複数のメディアが報じたことで騒動は拡大。事態を重く見たバーガーキングは動画に登場する当事者2人のうち1人を解雇し、もう1人は自主的に退職したという。

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