夏ドラマに「北京オリンピック砲」が炸裂、裏番組が壊滅状態に。

2008/08/11 12:22 Written by Narinari.com編集部

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ほかのクールに比べると、もともと視聴率が取りにくい「夏ドラマ」。アクティブに人が動く時期ゆえの「在宅率の低さ」などが要因とされているが、それに加えて今年は日本と時差の少ない北京オリンピックがプライムタイムにも中継されるため、当初から「視聴率が危ない」と心配する声は多かった。そして迎えた8月8日の北京オリンピックの開会式。その心配は現実のモノとなってしまったようだ。

8月8日の20時55分から25時10分まで放送されたNHKの北京オリンピック開会式中継は、37.3%の高視聴率を記録。この「北京オリンピック砲」をモロに受けた裏のテレビ朝日系ドラマ「ロト6で3億2千万円当てた男」(21時〜)は4.6%、TBS系ドラマ「魔王」(22時〜)は7.6%と、ともに前週よりも3ポイント以上の視聴率ダウンとなる壊滅的な打撃を受けてしまった。

ちなみに、ドラマ以外の番組も軒並み「北京オリンピック砲」の影響が出ており、もはや「何を放送しても同じ」状態だったとも言える。

◎北京オリンピック開会式の裏番組視聴率の例
映画「バッドマンビギンズ」(フジ)6.8%
映画「ザスーラ」(日テレ)5.5%
ドラマ「ロト6で3億2千万円当てた男」(テレ朝)4.6%
ドラマ「魔王」(TBS)7.6%
バラエティ「一攫千金!日本ルー列島」(フジ)5.4%

今後も北京オリンピックの中継が多数組まれているため、ほかの番組への影響もかなり出ることが予想されるが、そうした中、10日に放送されたNHKの大河ドラマ「篤姫」が、内柴正人選手が金メダルを取った柔道中継の裏にも関わらず、同作最高視聴率となる26.4%を記録したことが話題を呼んでいる。本当に視聴者を熱中させている優れたドラマには、五輪云々はあまり関係ないのかもしれない。

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