ハリウッドで最も「お得な俳優」、トップスターたちを抑えた1位は?

2008/07/25 23:47 Written by コジマ

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高額なギャラが支払われることで知られるハリウッド俳優、先日発表された1年間の出演料ランキングで1位だったウィル・スミスのギャラは、8000万ドル(約86億2000万円)にものぼる。米国では7月から公開されている出演作「ハンコック」(日本公開は8月30日)の大ヒットが、要因の1つとして挙げられていた。

このほか2位にジョニー・デップ(7200万ドル)、3位にエディ・マーフィが入ったが、出演料ランキングと同じ米経済誌フォーブスが発表した「お得な俳優ランキング」では、3人がいずれも上位にランクインしていないことが明らかになった。

このランキングは、昨年までに1000以上の劇場で公開された出演3作品について、興行成績やDVDの売り上げと出演料を調査したもの。出演料1ドル当たりの利益が大きい俳優、つまり製作側にとって「お得」な俳優が上位となる。

その結果、並み居るスターを抑えて1位に輝いたのは、「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」や「Mr.&Mrs. スミス」で脇役を演じたヴィンス・ヴォーン。05年公開の「ウェディング・クラッシャーズ」や06年公開の「ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き」がそれぞれ2億8500万ドル、2億500万ドルと好調で、出演料1ドルにつき14.73ドルを稼いだという。

2位は「スパイダーマン」シリーズや「シービスケット」(03年)の好調から1ドル当たり13.44ドルを稼いだトビー・マグワイアで、3位はジュリア・ロバーツの13.19ドル/1ドル。4位はブラッド・ピット(12.73ドル/1ドル)、5位はナオミ・ワッツとマット・デイモン(12.16ドル/1ドル)などとなっており、出演料トップ10でこのランキングでも上位10人に入ったのは10位のベン・スティラー(出演料ランキング7位)のみだった。

一方、出演料1位のウェル・スミスは、出演料1ドル当たり5.64ドルで35人中21位。メディアなどから「最も利益率の悪い女優」の烙印を押されているニコール・キッドマンは、噂のとおり1.01ドル/1ドルで最下位となっている。


☆「ハリウッド お得な俳優ランキング」(フォーブス誌調べ)

1位 ヴィンス・ヴォーン 14.73ドル
2位 トビー・マグワイア 13.44ドル
3位 ジュリア・ロバーツ 13.19ドル
4位 ブラッド・ピット 12.73ドル
5位 ナオミ・ワッツ 12.16ドル
5位 マット・デイモン 12.16ドル
7位 ジョージ・クルーニー 11.56ドル
8位 ジェニファー・アニストン 10.48ドル
9位 ヒュー・ジャックマン 9.90ドル
10位 ベン・スティラー 9.50ドル
※数字は出演料1ドル当たりの利益

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