1974年の名作「パピヨン」リメイク、スペインの製作会社が権利取得。

2008/07/21 15:25 Written by モノメトロ編集部

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ハリウッドきってのアウトローとして、没後27年が経過した現在も多大な人気を誇るスティーブ・マックイーン。その代表作である1974年公開の映画「パピヨン」が、約30年の時を経てリメイクされることになった。製作するのは、スペインの製作会社Atlanta Canarias。アンリ・シャイエールによる原作の映像化権を取得したためで、「シンドラーのリスト」などハリウッド作品を手がけている2人の映画プロデューサーを迎え、来年9月からのクランクインを予定している。

「荒野の七人」「大脱走」「砲艦サンパブロ」「ブリット」「タワーリング・インフェルノ」など多数の作品に出演したスティーブ・マックイーンだが、その中でも特に高い人気を誇るのが、ダスティン・ホフマンと共演した「パピヨン」だ。

同作は、終身刑のため南米で強制労働を科せられた胸に蝶の刺青がある男“パピヨン”が、同じ服役囚のドガとともに脱獄を画策するというストーリー。ベストセラーとなったアンリ・シャリエールの自伝的小説が原作で、フランクリン・J・シャフナー監督がメガホンを執り、“パピヨン”役をスティーブ・マックイーン、ドガ役をダスティン・ホフマンが演じた。03年には製作30周年を記念した特別版DVDが発売され、Amazon.co.jpでは現在もスティーブ・マックイーン出演作品の中で廉価版「大脱走」に次ぐ2位となっている。

今回のリメイクは監督や脚本家、出演者などは決定していないものの、プロデュースは「シンドラーのリスト」などを手がけたブランコ・ラスティグ氏と「ブラック・ダリア」などを送り出したジョン・ケリー氏が担当。 Atlanta Canariasは新興製作会社だが、ハリウッドのプロデューサーを迎えているため、74年の「パピヨン」に劣らない作品が期待される。

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