ここ数日、海外のマスコミを騒がせているアンジェリーナ・ジョリーの双子出産。生まれたのは男女の双子で、フランス南東部ニースの病院には夫のブラッド・ピットも駆けつけて出産に立ち会ったのだとか。

出産した病院がマスコミ対策が万全だったことから、さすがのパパラッチも1枚の写真も撮れなかったという。そのため、双子の写真をめぐって米誌ピープルと英誌OK!が争奪戦を繰り広げており、提示されている額は1100万ドル（約11億7000万円）以上。これに勝つには「ブリトニー・スピアーズが宇宙人を出産しなければならない」としているメディアもあるようだ。ブラッド・ピット夫妻は、この収益を慈善団体に全額寄付すると発表している。

こうした中で、7月7日に長女サンデー・ローズちゃんを出産したニコール・キッドマンとカントリー歌手キース・アーバンの夫妻が、愛娘の写真掲載への高額オファーを断っていたことが明らかになった。

このニュースを伝えている米芸能情報サイト「Hollywood.com」によると、オファーの額は数百万ドル（数億円）だったという。上記のブラッド・ピット夫妻に比べるとぐっと値段は下がるが、生まれたばかりの子供の写真に数億円を支払うというのはやはり驚くべきことだ。

2001年にトム・クルーズと離婚したニコール・キッドマンは、米ミュージシャン、レニー・クラヴィッツらとの交際を経て、06年6月にキース・アーバンと結婚。トム・クルーズとの間には2人の養子がいるが、ニコール・キッドマンにとってサンデー・ローズちゃんが初めての実子となる。ちなみに、「サンデー」はオーストラリアの女性芸術家サンデー・リードから、「ローズ」はキース・アーバンの祖母からそれぞれ付けたことを、ニコール・キッドマンの父が明かしている。

そのサンデー・ローズちゃんの写真について、2人は取引することが適切でないと考えており、公開すること自体も迷っているのだとか。写真を楽しみにしているファンに感謝していることから、公開しないことを決断したわけではないが、とりあえずは今回のオファーを見送ったようだ。