深田恭子主演の「学校じゃ教えられない!」、初回9.9%の低空発進。

2008/07/16 18:22 Written by Narinari.com編集部

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「過激エッチドラマ」「エッチ山盛り」などの触れ込みで、7月15日から始まった深田恭子主演の日本テレビ系ドラマ「学校じゃ教えられない!」。制作発表では、第1話の深田恭子の「こんなの見て、オナニーしてるんだ」とのセリフが「こんなの見て、してるんだ」に自主規制(?)されたというエピソードも披露されるなど、「エッチ」ぶりをアピールしていたが、初回放送の視聴率は9.9%と奮わず、日本テレビ系火曜22時枠ドラマの初回としては最低視聴率でのスタートとなってしまった。

参考までに、日本テレビの火曜22時枠で放送されたこれまでの作品の初回視聴率を見ておこう。同枠は、長年放送されていた伝統の「火曜サスペンス劇場」(通称:火サス)を打ち切って2007年4月に新設された枠で、第1弾は「セクシーボイス アンド ロボ」(主演:松山ケンイチ)だった。これまで5作品が放送されているが、いずれも最終的な平均視聴率は低迷している。

◎日本テレビ系火曜22時枠の初回視聴率
「セクシーボイス アンド ロボ」 初回12.5%
「探偵学園Q」 初回12.4%
「有閑倶楽部」 初回15.9%
「貧乏男子」 初回16.5%
「おせん」 初回 10.3%
「学校じゃ教えられない!」 初回9.9%

また、「学校じゃ教えられない!」は、連続ドラマの常連組が深田恭子と谷原章介しかいないのも辛いところだろう。特に深田恭子は、近年主演した作品の平均視聴率が、「未来講師めぐる」(テレビ朝日系)は9.1%、「富豪刑事デラックス」(テレビ朝日系)は12.0%、「幸せになりたい!」(TBS系)は11.8%、「富豪刑事」(テレビ朝日系)は12.0%、「南くんの恋人」(テレビ朝日系)は9.4%と軒並み低く、一人で視聴率を引っ張っていくようなタイプの女優ではない。

かといって脇を固める俳優陣が強いわけではなく、「ハチワンダイバー」(フジテレビ系)にヒロインで出演した仲里依紗、元キャンディーズの伊藤蘭を加えてもキャストにパンチがないため、もともと視聴率的には苦戦すると見られていた。

ただし、連続ドラマのデッドラインとも言える10%を、初回から切ってしまったのは想定を超える深刻な事態。今後、どのようなテコ入れをしていくのか、注目しておきたいところだ。

ちなみに、近年の低視聴率ドラマとして話題になることの多い「レガッタ」(テレビ朝日系)の初回視聴率は9.5%で、「学校じゃ教えられない!」は辛うじてこれを上回っている。

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