米ESPNがメジャー上半期ベスト&ワースト選手発表、日本人選手は?

2008/07/13 23:16 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


連日熱戦が繰り広げられている米大リーグも、7月14日で前半戦が終了する。イチロー外野手(シアトル・マリナーズ)と福留孝介外野手(シカゴ・カブス)が出場する同16日開催のオールスター戦も楽しみだが、前半戦を総括する形で、米放送局ESPNが公式サイトで大リーグ今季上半期のベスト&ワースト選手を発表した。日本人選手はトップに選出されなかったものの、3部門で候補に挙げられている。

このリストは、同局の上級論説委員ジェイソン・スターク氏が大リーグの今季上半期を分析し、独自にベスト&ワースト選出したもの。スターク氏は毎年シーズン終了後にも公式表彰よりも早く発表しており、昨季は両リーグのMVP、サイ・ヤング賞ともに受賞選手を的中させた。

候補に挙げられた日本人選手は、ナ・リーグ新人王部門の福留選手、ア・リーグLVP(least valuable player)部門の城島健司捕手(マリナーズ)、故障部門2位の藪恵壹投手(サンフランシスコ・ジャイアンツ)の3人。LVPはMVPの逆の意味で、故障部門も変なケガをした選手が選ばれているため、残念ながら良い意味での候補は福留選手のみとなった。ちなみに、藪投手のケガは4月5日にロッカールームで腕の補強運動中に伸縮性のゴムチューブが顔に当たり、目に軽症を負ったことを指している。

ア・リーグMVPに選ばれたのは、テキサス・レンジャースのイアン・キンスラー内野手。好調のチームメイト、ジョシュ・ハミルトン外野手やミルトン・ブラッドリー外野手を抑えての受賞だ。サイ・ヤング賞には先発投手ではなくニューヨーク・ヤンキースの守護神マリアノ・リベラ投手、新人王にはデビュー1週間で最長9年という異例の長期契約を結んだタンパベイ・レイズのエバン・ロンゴリア内野手が選出された。

同リーグLVPは7月10日にマリナーズから解雇されたリッチー・セクソン内野手で、サイ・ヤング賞の反対であるサイ・ヤック賞にもマリナーズのカルロス・シルバ投手が選ばれた。マリナーズは不振のチーム状況を表すかのように、城島選手やホセ・ビドロ内野手がLVP候補、ミゲル・バティスタ投手がサイ・ヤック賞候補となっている。

一方、ナ・リーグのMVPは、セントルイス・カージナルスのアルバート・プホルス内野手。サイ・ヤング賞はサンフランシスコ・ジャイアンツのティム・リンスカム投手で、新人王には福留選手を抑えてチームメイトのジョバニー・ソト捕手が選出された。ソト選手は4月の月間新人王を獲得しており、福留選手とのシーズン新人王争いが注目されている。LVPはロサンゼルス・ドジャースのアンドリュー・ジョーンズ外野手、サイ・ヤック賞は7月1日にマイナーへ降格したフィラデルフィア・フィリーズのブレット・マイヤーズ投手が選ばれている。

また、最優秀監督にはア・リーグがレイズのジョー・マドン監督、ナ・リーグがカージナルスのトニー・ラルーサ監督が選出された。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.