「アメリカンドリーム」の体現者、ロッキー青木が肺炎のため死去。

2008/07/12 05:38 Written by Narinari.com編集部

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米国で鉄板焼きチェーン「ベニハナ」を大成功させ、ビッグマネーを手にしたアメリカンドリームの体現者・ロッキー青木さんが、7月10日、肺炎のため69歳で亡くなった。ロッキー青木さんは、映画「シン・シティ」や「デッド・オア・アライブ」などにも出演しているスーパーモデル&ハリウッド女優のデヴォン青木の父としても知られている。

慶応大学在学中の1959年、レスリングの日本選抜チームに選ばれたロッキー青木さんは、遠征で訪れた米国にそのまま留まり、「米国でレストランを開く」という夢への第一歩を踏み出した。当初はレストラン開業資金を稼ぐためにアイスクリームの移動販売を手がけていたが、順調に売上を伸ばしていき、その資金を元手に1964年、ニューヨークに「ベニハナ・オブ・トーキョー」を開店。当初は経営的に苦しい状況が続いたものの、父のアイデアから生まれた「鉄板焼きパフォーマンス」がメディアの注目を集め、きっかけを掴んでからの「ベニハナ」は瞬く間に人気店へと成長した。

その後事業を拡大していったロッキー青木さんは、世界に100店舗以上を構える一大チェーンの経営者という顔以外にも、気球に乗って初の太平洋横断に成功した冒険家としての顔を持つなど、大胆な生き様は日本でも「逆輸入」の形で注目され、日本のメディアにもしばしば登場していた。

ちなみに直近では、今年3月に放送された「世界バリバリ☆バリュー」(TBS系)に登場。その時の様子は、レポーターのジョーダンズ・山崎まさやが執筆する番組の公式ブログ「山ちゃんのバリバリセレブ取材ブログ」でも垣間見ることができる(2008年3月5日付け)。

「相変わらず、天然ぶり全快のロッキーさんと、するどいツッコミの恵子さん!(※)
僕の『ロッキーさんは、やはり外食が多いですか?』の質問に‥
ロッキーさんは
『外食は体に悪いから、あまりしない‥』
すると恵子さんが
『ちょっと、あんた!レストランの経営者が何て事言うの!』
『あ‥そうか‥』とロッキーさん‥
僕もスタッフも恵子さんも大爆笑!
普通の会話が夫婦漫才になってます‥笑」
(※)恵子さんは、ロッキー青木さんの妻。

といった掛け合いなどから、山崎まさやは「相変わらず、天然ぶり全快のロッキーさん」「ものすごい超セレブなのに、親しみやすく、接しててホッとする」と、その人柄を紹介していた。

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