プロ野球選手のグラブ所持数は? ロッテの清水直行投手が解説。

2008/07/11 23:59 Written by コジマ

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プロ野球選手にとって商売道具であるグラブ。選手たちはそれぞれ契約メーカーから供給されているが、いくつ所持しているのか、どんな基準で試合に使用するものを選ぶのかについて、ロッテの清水直行投手が自身のブログで解説している。

清水投手が所持しているグラブは、試合用と練習用でそれぞれ2つずつ。専属契約しているナイキ社からシーズン終了時に2〜3個、2月のキャンプ中に1〜2個、オリジナルのフルオーダーグラブを供給され、「これは育つ」「これは無理や」「何とかなるかも」の3つに分類。その中から1〜2個に絞っていくという。

グラブの大きさは1センチ違うだけで激変し、清水投手の場合は小指だけ5ミリ、親指だけ5ミリなどの違いをつけてオーダーしている。それは大きさや重さが投球動作に影響するためで、ある投手は梅雨の時期にグラブを変えたり、毎日重さを計ったりして登板に臨んでいるのだとか。

清水投手は「ちょっとした所で感触や感覚が違ってくるから、繊細になりこだわりにもなってくる。『大きさと重さ』は重要で、こだわりも個々に違ってて、今までの慣れや安心感やフィーリングによって自分のグラブを完成させる」としている。

また、清水投手は黒いグラブを使用しているが、その理由は染色によって革のやわらかさや深さが変わり、黒は「革が締まる」ためなのだとか。「グラブを育てていく過程である程度の柔らかさとかたさが必要やけど、柔らかくなりすぎると使いずらい。かたい部分も残したい。グラブポケットの深さやウェーブの柔らかさ等を自分の感覚で仕上げる」ため、ほかの色を「育てる」のに慣れていないことや、好みの色ということも理由に挙げた。

こうして育てていき、選ばれた試合用グラブ「1号君」について、清水投手は「今も僕に安心感を与え、パフォーマンスの向上に大活躍してくれてます。ありがたい」と感謝している。

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