今年の「夏映画」注目作、日本の実写映画のラインアップは?

2008/06/29 09:41 Written by Narinari.com編集部

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毎年大作が続々と公開され、一年のうちで最も華やかなラインアップとなる夏の映画。今年もたくさんの映画が「夏映画」として公開されるが、どのような作品がラインアップに名を連ねているのか、今回は邦画作品を中心に見ていくことにしよう。

◎「花より男子ファイナル」(公開中)
2005年の第1シリーズが平均19.8%、2007年の第2シリーズが同21.6%を記録したドラマ「花より男子」シリーズの完結編。DVD-BOXは50万セット以上を売り上げたほどファンから絶大な支持を得ている作品だけに、映画版のヒットは確実視されている。興行収入の目標は「100億円」と、配給の東宝の鼻息は荒い。

◎「ゲゲゲの鬼太郎 千年の呪い歌」(7月12日公開)
春先まで放送されていた深夜アニメ「墓場鬼太郎」の高評価で勢いに乗る「ゲゲゲの鬼太郎」の実写映画版第2弾。前作から引き続きウエンツ瑛士が鬼太郎役を演じているほか、猫娘役の田中麗奈、ねずみ男役の大泉洋、子なき爺役の間寛平、砂かけ婆役の室井滋も続投。ヒロインには北乃きいを迎え、さらに緒形拳、寺島しのぶ、萩原聖人、佐野史郎など、強力なキャストが集っている。

◎「デトロイト・メタル・シティ」(8月23日公開)
宝島社の「このマンガがすごい!2007」でオトコ版の1位を獲得したほど、各方面から人気を呼んでいる同名マンガの実写映画版。渋谷系のポップスをこよなく愛する純朴な青年が、悪魔系バンドのカリスマ「ヨハネ・クラウザーII世」となって弾けまくる松山ケンイチの熱演も話題の作品だ。

◎「20世紀少年」(8月30日公開)
総製作費60億円を投じる全3部作の第1章が、いよいよ公開となる。主演の唐沢寿明をはじめ、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、石塚英彦、宇梶剛士、宮迫博之、生瀬勝久、小日向文世、佐々木蔵之介、ARATA、片瀬那奈、池脇千鶴、黒木瞳などなど、超豪華なキャストが集い、1960年代から2010年代までの50年以上を描くという、壮大なスケールで製作が進められている。浦沢直樹の原作ファンでなくとも注目しておきたい作品だ。

◎「火垂るの墓」(7月5日公開)
スタジオジブリ製作(高畑勲監督)のアニメ版も有名な野坂昭如の名作がついに実写映画化。もともとは黒木和雄監督が撮影する予定で準備が進められていたが、2006年に脳梗塞で他界したため、弟子の日向寺太郎監督がメガホンを執った。アニメ版同様、涙なくしては観られない作品だ。

◎「クライマーズ・ハイ」(7月5日公開)
1985年8月に起きた日本の航空史上最悪の事故「日航ジャンボ機墜落事故」。この凄惨な事故を、報道する側にある新聞社の、現場の混乱や葛藤などを描いたのが同作だ。堤真一、堺雅人、遠藤憲一、山?努ら、芝居巧者が熱演をふるう。

◎「ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発」(7月26日公開)
「いかレスラー」「かにゴールキーパー」「ヅラ刑事」など、異色作を世に送り続けている河崎実監督の最新作。タイトルから「B級映画」のニオイがプンプンではあるが、ヒロインには加藤夏希が起用され、ほかにもビートたけしやみうらじゅん、そして先日亡くなった故・水野晴郎さんも出演している。

◎「R246 STORY」(8月下旬公開)
東京・渋谷や青山、表参道などを走る国道246号線を舞台に、6人の監督が競作するオムニバス作品。浅野忠信、中村獅童、須藤元気、m-floのVERBAL、RIP SLYMEのILMARI、ユースケ・サンタマリアの6人が監督を務める(※浅野忠信以外は映画監督初挑戦)。

◎「パンダフル ライフ」(8月30日公開)
先の大地震で大きな被害を受けた成都パンダ繁育研究基地(成都大熊猫繁育基地)や、和歌山県のアドベンチャーワールドで飼育されているパンダを追ったドキュメンタリー。成都の施設では、外国映画の撮影隊としては初めて密着が許可されたという、貴重な映像が満載の作品だ。ナレーションは菅野美穂が担当。

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