アルコールに使うお金、収入の割合ではアイルランド人が1番高額。

2008/06/23 13:06 Written by Maki K Wall@駐米特派員

このエントリーをはてなブックマークに追加


英国(正式名称はグレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国)はイングランド、スコットランド、ウェールズ、そしてアイルランドの4国からなっていますが、それぞれに人々の気質の違いが際立っています。

イングランド人は礼儀正しくも他人行儀で、ウェールズ人は歌好き、スコットランド人はお金にキッチリした人が多いんだとか。そしてアイルランド人は血気盛んでお気楽な上、温かい人柄が多く、さらに大酒飲み……というイメージが強いようです。友達になるなら、絶対にアイルランド人が一番面白そうですね(笑)。

ところで、「大酒飲み」というアイルランド人の印象なんですが、どうやら統計上でもきっちりと事実として証明されてしまったようです。ヨーロッパ連合(EU)に加入する27か国における2005年度の平均年収と、その家庭の支出パターンを調べたところ、アルコールに費やす金額がアイルランドでは支出の約4.1%、と他国に比べてもかなり多いことがわかったのです。

同ランキングで2位になったルーマニアが2.3%ですから、どれだけアイルランドのアルコール支出が飛びぬけているかがわかります。ビール好きのイメージが強いドイツ人でも1%とのことですから、いやはやアイルランド人すごい(笑)。

ただし、他の支出も見比べてみるとアイランド人はたんなる大酒飲みでないという事実もうかがえます。同国の人々は他のEU加入国と比べて、文化やリクリエーションに費やす機会も多く、さらに出版物や教育に対しても出費を惜しまないそうです。

お酒好きだけど、文化教養も大切にする……、なんだかいい人生送ってますねぇ、アイルランド人。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.