ピカソが描いた絵画の窃盗相次ぐ、半年の間に同じ都市で2度も。

2008/06/13 16:21 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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盗難にあったことのある有名な絵画といえば、近年では2006年に起こったエドヴァルド・ムンクの「叫び」が記憶に新しいでしょうか。4点ある同作品のうち、2点が別々に盗難に遭い、幸いにも発見されておりますが、いやはや有名絵画の盗難なんて小説や映画の世界にしかないかと思いきや、意外と起こるモノなんですねぇ。

「さけび」の盗難事件はノルウェーのオスローでの出来事ですが、先日ブラジルはサンパウロでも世界的に知られている巨匠の作品が盗まれたそうです。しかも白昼の美術館から堂々と持ち去られたというからビックリ……。

サンパウロ州立美術館には、パブロ・ピカソ作の「画家とモデル」、そして「ミノタウロス、飲む人と女性」というモノクロの作品が展示されていましたが、これを3人の窃盗犯が警備員を脅して持ち去ったというのです。他にも数点のブラジル人アーティストの作品も盗まれ、被害総額は日本円にして6,500万円にもなるとか。

それにしても、サンパウロでは昨年の12月にも別の美術館からピカソの絵画が1点盗まれているそう。この時も別の画家による作品が一緒に持ち去られて、半年あまりの間にかなり被害が大きい事件が2つも起こったことになります。

幸い12月に盗まれた作品は今年に入ってから発見されており解決済みなのですが、今回の絵画も無事に見付かるのでしょうか? それにしても、サンパウロで相次ぐピカソの窃盗事件。果たして同一犯の仕業なんでしょうかねぇ。

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