人はゲームなしで何日過ごせるか、米国の「PS3」ユーザーが検証。

2008/06/03 23:11 Written by コジマ

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近年、携帯電話を手放せない人が増加しており、トイレや風呂に持ち込むどころか、「無人島へ持っていくもの」の筆頭に挙げている人もいるそうだが、ゲーム好きにとってゲームのない生活は苦しいもの。幼少時代にゲームをやり過ぎて親に取り上げられ、苦しい思いをした人もいるのではないだろうか。

こうした中で、米国のゲームユーザーが「人はゲームなしでどれほど過ごすことができるか」と題し、自らの経験をブログ「Gaming Blog」につづっている。sharkerと名乗るこの人物はソニー「プレイステーション3(PS3)」ユーザーで、ビーチへの旅行の直前に、4月29日に発売されたばかりの人気シリーズ最新作「グランド・セフト・オートIV(GTA IV)」を手に入れたという。

このシリーズは組織のボスからの指令を受けて犯罪を行うという過激な内容で、これまで10作を発売。最新作の「GTA IV」はよりリアルな描写が取り入れられるなど進化しており、発売初日に3億1000万ドル(約326億円)、同1週間で5億ドル(約526億円)を売り上げ、書籍「ハリー・ポッターと死の秘宝」(日本版未発行)を抜いてエンターテイメント業界史上最高記録を樹立した(ギネス世界記録に認定)。日本では今年中の発売が予定されている。

北米では当初、昨年10月に発売される予定だったが、半年延期したことで北米のファンはやきもきさせていた。sharker氏もその1人だったようで、1週間のバカンスを楽しみにしていたものの、出発前の2日間では満足できなかったという。そのため同氏は、(1)旅行の延期、(2)「PS3」を持っていく、(3)ゲームのことは忘れる―の3つから選択することになった。

sharker氏は(2)が「最高に魅力的」と考えたものの、フェリーでの旅行だったために断念。愛する「PS3」を危険にさらしたくなかったようだ。そこでsharker氏は仕方なく(3)を選択したのだが、「そんなに悪くなかった」としている。1日目はゲームのことを考え、自宅のテレビの前に向かいたい気持ちが強かったものの、3日目になるとそうした気持ちが起こることも珍しくなったのだとか。

しかし、5日目になるとゲームがしたくてたまらなくなり、フェリーが到着するのを待てないほどだったという。このことから、sharker氏は「ゲームなしで過ごせるのは、5日間が限界」と結論している。ポータブルゲーム機の普及により旅行先へも持参する人が増えているが、たまにはゲーム機を家に置いて自分の「限界点」を探ってみてはいかが?

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