手軽に飲める嗜好品として日本人も大好きなコーヒー。食後やブレイクタイム、仕事中など、さまざまなシーンで愛飲する人は多いが、そうした「コーヒーの飲用と嗜好」について、モバイルリサーチを展開するネットエイジアが調査を行った。
まず、「コーヒーを飲む頻度」について聞いたところ、「ほぼ毎日」は42.8%、「週4、5日」は8.7%、「週2、3日」は12.2%、「週1日」は 7.1%、「週1日未満」は29.2%という結果になった。最も回答の多かった「ほぼ毎日」の男女比を見てみると、男性が49.5%だったのに対し、女性は36.2%。女性よりも男性のほうが飲用頻度が高いことがわかる。男性の中では特に30代の飲用頻度が高く、「ほぼ毎日」との回答が64.9%に。30代をさらに細かく前半と後半に分けると、30代後半は73.6%が「ほぼ毎日」と回答している。
次に「コーヒーを1日に何杯(何本)飲むか」を聞いたところ、「ほぼ毎日」と回答した人の中では、「2杯(本)」が31.7%、「3杯(本)」29.0%と、2杯(本)から3杯(本)飲む人が最も多いようだ。ちなみに、「5杯(本)以上」というヘビーなコーヒー好きも13.4%いた。
さらに週1日以上コーヒーを飲む回答者に、「普段良く飲むコーヒーのタイプ(複数回答)」を聞いたところ、男性は「缶コーヒー」(66.7%)、「インスタントコーヒー」(38.9%)、「コーヒーメーカー、ドリッパーで入れたコーヒー」(34.0%)と続いたのに対し、女性は「インスタントコーヒー」(56.2%)、「コーヒーメーカー、ドリッパーで入れたコーヒー」(39.7%)、「缶コーヒー」(29.5%)と続き、男女で異なる傾向が出た。
そして、同じく週1日以上コーヒーを飲む回答者に、「カフェチェーン、ファストフードでコーヒーを飲むことが多い店(複数回答)」を聞いたところ、男性は「マクドナルド」(51.9%)、「スターバックス」(47.5%)、「ドトール」(38.9%)と続き、女性は「スターバックス」(69.2%)、「マクドナルド」(50.0%)、「ドトール」(42.5%)という結果に。男性は「マクドナルド」、女性は「スターバックス」のコーヒーを好む人が多い傾向がわかった。
かつてはあまり「コーヒーを飲む店」というイメージがなかったマクドナルドが、スターバックスと競るほど支持されていることからも、最近マクドナルドが力を入れている「プレミアムローストコーヒー」や「プレミアムローストアイスコーヒー」の戦略が「当たっている」と言えそうだ。