サッカー誌がプレミアベスト11発表、公式ランキングを参考に選出。

2008/05/28 23:37 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


欧州チャンピオンズリーグ(CL)と国内リーグの2冠を達成したマンチェスター・ユナイテッドをはじめ、欧州CLのベスト4に3クラブが残るなど、世界的にその存在が再確認されているサッカー、イングランド1部プレミアリーグ。青田買いやベテラン選手への冷遇、外国人オーナーによる資本の巨大化などの指摘もあるが、転じてみれば若手選手が活躍できる場としての機能を果たしており、今季も多くの気鋭選手が台頭している。

そんな中で、海外サッカー専門誌「ワールドサッカーキング」が、プレミアリーグ特集の増刊号で同リーグのベスト11を発表した。これは、プレミアリーグ公式ランキング「アクティム」によるポイント上位選手を4-4-2のフォーメーションで選出したもので、過去の実績や人気面を一切排除し、今季の実績のみを参考としている。

◎2007-08シーズン プレミアリーグ ベスト11
【GK】
ペペ・レイナ(リバプール)
【DF】
ガエル・クリシー(アーセナル)
ジョリーン・レスコット(エバートン)
リオ・ファーディナンド(マンチェスターU)
ウェズ・ブラウン(マンチェスターU)
【MF】
クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスターU)
ギャレス・バリー(アストン・ビラ)
セスク・ファブレガス(アーセナル)
デイビッド・ベントリー(ブラックバーン)
【FW】
エマニュエル・アデバヨール(アーセナル)
フェルナンド・トーレス(リバプール)

チーム別の最多選出はマンチェスターUとアーセナルの3人。欧州CLとリーグ戦ともに2位のチェルシーからは1人も選ばれていないが、これはアクティム・インデックスでも同じ。この点について、同誌は「パフォーマンスの良し悪し以前に、有力選手が軒並み戦線離脱した苦しいチーム状況を読み取るべきだろう」としている。

また、国別ではイングランド代表が最多の5人(レスコット選手、ファーディナンド選手、ブラウン選手、バリー選手、ベントリー選手)で、スペイン代表(レイナ選手、セスク選手、F・トーレス選手)が続いた。ちなみに、イングランド代表は6月7日に開幕する欧州選手権(EURO)への出場権を逃している。

アクティム評価の各部門トップ選手はすべて選出されているが、上位選手でベスト11入りができなかったのは、ロケ・サンタクルス選手(ブラックバーン)、アシュリー・ヤング選手(アストン・ビラ)、カルロス・テベス選手(マンチェスターU)、スティーブン・ジェラード選手(リバプール)など。これらの選手は自分より上位の選手とポジションを同じくしているために選出されておらず、MFとしてはジェラード選手よりポイントの低かった“ベッカム2世”ベントリー選手が右ウィングに選ばれた。

GKについては、リーグ戦で最少失点を記録したエドウィン・ファン・デル・サール選手(マンチェスターU)がアクティム・インデックスのGK部門では5位にランクされ、欧州CL決勝での好守が光ったペトル・チェフ選手(チェルシー)はGK部門トップ5から外れている。

◎2007-08 アクティム・インデックス トップ10
1位 クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスターU、MF) 838点
2位 エマニュエル・アデバヨール(アーセナル、FW) 730点
3位 フェルナンド・トーレス(リバプール、FW) 682点
4位 ロケ・サンタクルス(ブラックバーン、FW) 652点
5位 アシュリー・ヤング(アストン・ビラ、FW) 640点
6位 カルロス・テベス(マンチェスターU、FW) 598点
7位 ギャレス・バリー(アストン・ビラ、MF) 575点
8位 セスク・ファブレガス(アーセナル、MF) 573点
9位 スティーブン・ジェラード(リバプール、MF) 568点
10位 ガエル・クリシ(アーセナル、DF) 565点

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.