1985年の「つくば博」公式記録映画が初ソフト化、EXPOの感動が甦る。

2008/05/26 15:00 Written by モノメトロ編集部

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日本がまだバブル前夜の1985年、2,000万人を超える来場者(当時の特別博覧会最高記録)を集め、日本中を熱狂させた「国際科学技術博覧会(通称:科学万博/つくば'85/TSUKUBA EXPO '85)」。この博覧会のすべてを記録し続けた政府の公式記録映画をジェネオンエンタテインメントが初めてソフト化(DVD化)、「日本政府出展公式記録映画 つくば博 人間・居住・環境と科学技術」のタイトルで販売を開始した。

DVD「つくば博人間・居住・環境と科学技術」は1985年3月17日から同年9月16日まで、184日間に渡る会期中の会場の様子や、パビリオンを克明に記録した貴重な映像資料。当時を思い返して回顧に浸るのはもちろんだが、科学技術の粋を集めた「つくば博」には23年前に思い描かれていた「未来」が凝縮されているだけに、現在、その「未来」が実現できているかどうかを比較しながら見るのも面白い。

「つくば博」のパビリオンや出展物には、世界的に見ても斬新だったものが多く、40億円を投じて作られた2,000インチの超巨大テレビ「SONYジャンボトロン」や、350メートルの区間ながら浮上走行していたリニアモーターカー「HSST」、「芙蓉ロボットシアター」での世界初のロボットショーなども。そこには間違いなく「未来」があり、訪れた人は誰もが「未来」を感じたものだった。

DVDには特典として、当時のつくば博会場マップのカラー復刻版が封入される。価格は3,990円(税込み)。

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