「英国人が最もイラつくミュージシャン」発表、1位に選ばれたのは?

2008/05/12 19:35 Written by コジマ

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英国人、特に労働者階級の人々は日々「イラつき」感じているそうで、そのフラストレーションがサッカーの応援や音楽、映画などに反映されている。すべてというわけではないが、こうしたイラつきが英国文化の一端を担っているのは間違いなさそうだ。

そんな英国人たちを近年、最もイラつかせている人物と言えば、ミュージシャンのジェイムス・ブラント。元英国軍偵察将校という異例の肩書きを持つ彼は、日本でもシングル「ユア・ビューティフル」のヒットとともにその容姿と美声で多くの女性を虜にしたが、洋の東西を問わず男性からは不人気となっている模様。

特に本国ではこうした意見が多数を占めており、「ユア・ビューティフル」が「史上最もイラつく曲(Most Irritating Song of All Time)」に選ばれ、リスナーの要望によりFM局で同曲が放送禁止になった。また、2006年に英飲料メーカーが行った「英国人がイラつくもの(UK's Most Irritating Things)」調査では、「違法駐車監視員」を抑えて4位に選ばれている。このランキングでは「訪問・電話セールス」「キャンプ生活者」「列を無視する人(割り込む人)」が上位を占めており、個人名でランクインしたのはジェイムス・ブラントとジ・オーディナリー・ボーイズのプレストン(8位)だけだった。

そんな中、英オンライン中古レコード店の「musicmagpie.co.uk」が調査した「最もイラつくミュージックスター10人(10 most irritating music stars)」が発表された。このランキングではジェイムス・ブラントは2位にとどまり、代わって1位に選ばれたのは、元ビートルズのポール・マッカートニーだったのだ。

ポール・マッカートニーは近年も精力的にアルバムをリリースしているものの、ヘザー・ミルズさんとの離婚調停やレコード会社の電撃移籍など公私ともにゴシップ紙の紙面を賑わせている。また、環境保護活動にも熱心に取り組んでいるが、musicmagpie.co.ukの広報担当者は「離婚騒動やピースサイン、スーツにトレーナーを合わせるセンスのなさが人々をイラつかせている」(米誌ピープルより)と評した。

このほか、3位にリリー・アレン、4位に米国に移住した元祖“イラつかせミュージシャン”のロビー・ウィリアムズ、5位に先日も麻薬所持容疑で逮捕されたゴシップクイーンのエイミー・ワインハウス、6位にU2のボノ、7位に大御所クリフ・リチャード、8位にゴシップキングのピート・ドハーティ(ベイビーシャンブルズ)などが選ばれている。

3位のリリー・アレンはあけすけな発言でさまざまな批判を浴びているものの、今年1月に交際中のエド・シモンズ(ケミカル・ブラザーズ)との間に授かった子供を流産したばかり。「イラつく」とするのは少し酷のような気がするが……。


◎最もイラつくミュージックスター10人(musicmagpie.co.uk調べ)
1位 ポール・マッカートニー
2位 ジェイムス・ブラント
3位 リリー・アレン
4位 ロビー・ウィリアムズ
5位 エイミー・ワインハウス
6位 ボノ(U2)
7位 クリフ・リチャード
8位 ピート・ドハーティ(ベイビーシャンブルズ)
9位 ジョス・ストーン
10位 クレイグ・デイヴィッド

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