2006年4月から7月に全14話がUHF局などで放送され、アニメ界に一大ムーブメントを巻き起こしたアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」。ネットから火が付いた人気は瞬く間に広がりを見せ、原作のライトノベルは大ベストセラーとなったほか、DVDはミリオンに迫るほど売れ、ゲームをはじめ関連商品が続々と登場……と、さまざまなメディアを巻き込みながらブームを拡大していったのは記憶に新しいところだ。
そんな「涼宮ハルヒ」のアニメ第二期の制作が正式に発表されたのは昨年7月のことだった。7月7日付け朝日新聞の全面広告で行われた告知には、ハルヒの後ろ姿が描かれたビジュアルと、「私は、ここにいる」のメッセージ、そして大きく「ハルヒ第二期決定!」の文字。第一期放送終了から約1年の時を経て始動した続編決定の一報は、ファンの胸を躍らせるのに十分なものだった。
でも、それから1か月が過ぎ、3か月が過ぎ……と、時間は経過していくものの、なかなか第二期の新しい情報は公開されず。そうした中、12月には公式サイトで「『涼宮ハルヒの憂鬱』二期、中止。もとい、『涼宮ハルヒの憂鬱』新アニメーション化、決定!」というシークレットメッセージ(ある特定の操作をすると見られるメッセージ)が公開されたことで、「続編ではないということか?」「一から作り直すのか?」「声優を含めて刷新するとか?」といったさまざまな憶測が飛び交うことになった。
以降、現在に至るまで「涼宮ハルヒ」の新作に関する目立った動きはなかったのだが、ライトノベル誌「ザ・スニーカー」6月号で新作のビジュアルが公開されたほか、アニメ誌「月刊Newtype」7月号予告で意味深な告知が行われたことから、ネットのコミュニティ界隈がにわかに騒がしくなってきている。
ちなみに「月刊Newtype」7月号予告では、ハルヒと見られるシルエットに、大きな文字で「やっと――――見つけた。」とのメッセージと、次のような文言が添えられている。
「俺は知っている、次号ニュータイプ7月号に
新ヒロイン(……なのか?)が現われることを。
何やらすごい座談会も行なわれるそうだ。
気をもたせる書き方ですまん、だが
これ以上は俺にもまだわからない。」
果たしてアニメ「涼宮ハルヒ」の新作はどのような形で姿を現してくれるのか、また、噂が流れている声優陣の刷新といった大きな変更は行われるのか。ハルヒファンは、詳報が発表されると見られる「月刊Newtype」7月号を要チェックだ。