米国の深刻な社会問題のひとつとして、ティーン・エイジによる妊娠、出産があげられます。政府や民間団体による予防キャンペーンで90年はじめから減少傾向にあったのですが、ここ数年、また増え始めているのだとか。
しかしティーンの体はまだ成長過程。ただでさえ妊娠、出産による母体への影響は大きいのに、まだ育ちきっていない体には負担がかかることでしょう。彼女らに周囲が理解を示して、医療ケアもきちんと受けられれば、それにこしたことはありません。が、親に知られるのを恐れて、妊娠を隠し続けることも多くあるそうです。すごい話になると、本人さえも妊娠に気づかずに、ある日腹痛がすると救急病院にやってきて、そこではじめてお腹の赤ちゃんのことを知り、腹痛が実は「陣痛」だったというケースも。この少女の場合は、とてもふっくらとした体形だったので、周りも本人も気がつかなかったそうな……。ひー(怖)。
カルフォルニアのとある少女も、妊娠している事実を親にずっと黙っていました。彼女の場合も、ふくよかな体つきだったのでお腹が大きくなっても目立たなかったらしいです。そして先日早朝のこと、彼女はシャワーを浴びていたところに突然陣痛が始まり、なんとバスタブでそのまま出産してしまったとか。普通なら陣痛は何時間も続くのですが、彼女は早すぎですって(汗)。
さて産まれてきた赤ちゃんを腕に抱いた彼女。病院へ連れて行こう決心するのですが、まず自宅の電話が不通になっていて救急車が呼べず……。さらに朝早くにサイレンで近所の住民を起こしたくないと考え、なんとそのまま洋服を着て、赤ちゃんを毛布にくるみ、「歩いて」近くの病院に向かったのだとか。出産直後に動くのは大変危険なのですが、彼女の場合は運よく無事だったそうですけど……。出血とかあったら大変だよぉ(涙)
そして病院までたどり着いた少女。医師や看護婦らは彼女の話を聞いて仰天。とっさに
「動かないで〜!!」
と叫んで担架を持ってきたとか……。なにはともかく、赤ちゃんも母体も健康だったのが幸いです。やれやれ(汗)。