ニック・ネームが災いの元に、「名前違い」で殺された男性。

2008/04/30 14:22 Written by Maki K Wall@駐米特派員

このエントリーをはてなブックマークに追加


米国では、本名を短くした名前を普段から使う人が多く、ビジネスの場でもニックネームで通すケースがよく見られます。

短縮形といえば「ウィリアム」が「ウィル」や「ビル」になるなどがその一例ですが、その他にもファースト・ネームとミドル・ネームの頭文字だけを取り、TJ(そのまま「ティー・ジェイ」と読む)といった名称を使う人も。また幼稚園の先生などが、自分の苗字が子供に発音しにくかったり、覚えづらかったりするのを考慮して、「Mrs. O」(ミセス・オー)と自己紹介したり……。アルファベットをそのまま使うシンプルな名前は、なんだか愛嬌があって可愛らしいですね。

さて、ペンシルバニア州にお住まいだったオマー・マール・ドーリングさんという29歳の男性。彼も自身のファースト・ネームから由来した「Big O」(ビッグ・オー)という名前で親しまれていたそうです。なんだかキュートな(笑)。ところが、このコミカルで親しみの持てるような名前が彼の命取りの原因になってしまったとか。

去る4月11日未明に、突然2人の男に銃を向けられ18か所も撃たれてしまったドーリングさん。その場で即死状態だったそうですが、問題は犯人が捕まった後です。警察の取調べに対し彼らが供述したところによると、ビッグ・オーというこのニックネームが、過去に麻薬取引に関連した他の男性のそれと酷似しており、そこで混乱が発生。なんとまったくの人違いで、ドーリングさんをターゲットにしちゃったんだとか……。いやぁぁぉぁぁっ(号泣)。

きっと本人もこのニックネームはお気に入りだっただろうに、なんともお気の毒なことで(涙)。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.