Perfumeの「MV作ってくれんかねぇ?」コンテストに「あの」チーム。

2008/04/29 23:33 Written by Narinari.com編集部

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伝説の名番組「ウゴウゴルーガ」や深夜の科学情報番組「アインシュタイン」など、エッジの効いた番組をプロデュースしてきた福原伸治氏が編集長を務める「少年タケシ」をご存知だろうか。デジタルコミックや映像のインタビュー、コラム、ポッドキャストといった多様なコンテンツをフジテレビ公式サイト内で展開しているウェブマガジンのことなのだが、そんな「少年タケシ」が、今をときめくPerfumeのMV(ミュージックビデオ)を一般公募するコンテスト「MV作ってくれんかねぇ?」を実施、その受賞結果を発表している。

「MV作ってくれんかねぇ?」は、Perfumeの楽曲「SEVENTH HEAVEN」の世界を自由な表現方法で映像化してもらうという「MV祭」。応募作品の中から、メンバーそれぞれの名を冠した「かしゆか賞」「あーちゃん賞」「のっち賞」と、「少年タケシ賞」の4つの部門で優秀作品を選出している。そして、中でも最も注目を浴びているのが、「のっち賞」を受賞した「8ビットノウタ」だ。

「8ビットノウタ」はファミコンゲーム風にデザインされたPerfumeの3人が登場するMVで、Perfumeのサウンドにマッチしているだけでなく、MV自体がホンモノのファミコンゲームのようなスグレモノ。ファミコン世代なら目を奪われること間違いなしの完成度だ。ストーリーも存在しており、Perfumeを襲撃した敵を「あなた」(ゲームの主人公)が撃退するアクションゲームにも見える。

作品ページに添えられた作者コメントには「祝!アルバム『GAME』発売!ということで『ファミコンで遊べるGAME』を作ってMVにしてみました。実際にファミコンのプレイを録画して作っています。8ビットでもパフュームのかわいさが伝わるといいなと思います」とあり、どうやらMVにするためにファミコンのゲームを作ってしまったようなのだ。

実はこのMVは、昨年「13年ぶりのファミコン新作」として国内外で大反響を巻き起こした「ミスタースプラッシュ!」の開発チーム・PROJECT-Fが制作したもの。PROJECT-Fの公式サイトには「『PerfumeのMV作ってくれんかねぇ』に応募するためにファミコンのゲーム一個つくりました。一人用のアクションゲームです」とあり、どうやら「ミスタースプラッシュ!」に続く「ファミコン新作」だという。また、パッケージもカセットステッカーも制作済みで、「皆さんにもプレイしていただく機会があればいいなと思っています」とも書かれていることから、実際にピコピコと動くPerfumeのファミコンゲームを、イベントなどで楽しめるチャンスが来る可能性が高い。

公式に発売されたファミコン最後のゲームは「高橋名人の冒険島IV」(ハドソン、1994年6月24日発売)だと言われているが、それから10年以上の時を経た今、あえてファミコンの新作を開発し続けているPROJECT-Fは貴重な存在と言えるだろう。「ミスタースプラッシュ!」やPerfumeのゲームに製品化の予定がないのは残念だが、ファミコン世代の魂を揺さぶる新作を、今後も開発し続けて欲しいものだ。

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