Vistaの苦戦により販売が低迷気味のWindowsパソコンに対し、シェアを拡大し続けているアップルの「iMac」。同性能のWindowsパソコンに比べると安い上に、「ブートキャンプ」の採用によってMac OSとWindowsのどちらも動くというお得感が消費者の購買欲を刺激、順調に売れ行きを伸ばしている。そんな「iMac」に新モデルが登場。筐体のデザインに変更はないが、プロセッサの強化や価格の値下げなどが行われた「より速く、より安い」モデルだ。

新型の「iMac」は20インチワイド液晶（1680×1050ドット）の2モデルと、24インチワイド液晶（1920×1200ドット）1モデルの計3モデル。加えて、24インチモデルにはCTOオプションとして、3.06GHzのCore 2 DuoとNVIDIA GeForce 8800 GS（GDDR3 512MB）が選べるようになった。全モデルのCPUに「これまでより速いIntel Core 2 Duo」を搭載したほか、全モデルが昨年8月に発表された「iMac」（旧モデル）と比べて2-4万円ほど安い。

発表された3モデルのスペックは次の通り。

［20インチ2.4 GHz iMac］（139,800円）
・20インチワイド液晶
・2.4GHzのCore 2 Duoプロセッサ（1066MHzフロントサイドバス）
・1GBメモリ（最大4GB）
・250GB HDD
・8倍速SuperDrive（DVD±R DL/DVD±RW/CD-RW）
・128MB GDDR3メモリ搭載のATI Radeon HD 2400 XT
・AirMac Extreme 802.11n
・Bluetooth 2.1

［20インチ2.66 GHz iMac］（169,800円）
・20インチワイド液晶
・2.4GHzのCore 2 Duoプロセッサ（1066MHzフロントサイドバス）
・2GBメモリ（最大4GB）
・320GB HDD
・8倍速SuperDrive（DVD±R DL/DVD±RW/CD-RW）
・256MB GDDR3メモリ搭載のATI Radeon HD 2600 PRO
・AirMac Extreme 802.11n
・Bluetooth 2.1

［24インチ2.8GHz iMac］（199,800円）
・24インチワイド液晶
・2.8GHzのCore 2 Duoプロセッサ（1066MHzフロントサイドバス）
・2GBメモリ（最大4GB）
・320GB HDD
・8倍速SuperDrive（DVD±R DL/DVD±RW/CD-RW）
・256MB GDDR3メモリ搭載のATI Radeon HD 2600 PRO
・AirMac Extreme 802.11n
・Bluetooth 2.1