J1柏の日本代表候補選手が逮捕、7年前の下着窃盗容疑で。

2008/04/25 22:38 Written by コジマ

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ワールドカップ(W杯)アジア3次予選のバーレーン戦での敗戦から、チーム内外で批判が高まっているサッカー日本代表の「岡田ジャパン」。岡田武史監督の「オレ流宣言」後、初の代表合宿メンバー発表では、19歳のMF香川真司選手(C大阪)をはじめA代表初招集が4人、岡田ジャパン初招集10人と新顔がズラリと並んだ。その後は負傷選手の入れ替えがあったものの、W杯アジア3次予選の残り4試合は、若い力とベテランの技術で批判を吹き飛ばすような試合をしてもらいたいところだ。

こうした新戦力を加えて千葉県での強化合宿を終了した岡田ジャパンに、残念なニュースがもたらされた。代表選手の1人が、7年前に女子大生の下着などを盗んだ疑いで兵庫県警に逮捕されてしまったのだ。

この選手は、J1柏に所属する26歳のMF。調べによると、J1神戸に所属していた2001年9月に、神戸市西区に住む女子大生のマンションに侵入し、下着数点や携帯電話を盗んだのだとか。容疑は住居侵入と窃盗となっている。

同選手は、J1川崎Fに所属していた06年3月にも女性会社員の部屋に侵入したとして神奈川県警に逮捕された。この時は不起訴処分となったものの、採取されたDNA型が神戸のマンションの遺留物と一致。公訴時効まであと5カ月に迫った4月25日、逮捕に至ったのだ。本人は「古いことなのでよく覚えていない」(日刊スポーツより)と供述しているという。

犯行当時の年齢が19歳だったため名前は公表されていないが、今回の日本代表強化合宿に初招集された柏のMFであること、01年に神戸、06年に川崎Fに所属していたことのほか、群馬県内の高校を卒業したなどが明らかになっており、川崎F時代の逮捕も有名な話。そのため、どの選手であるのか特定しやすく、ネットではその選手に対して多くの批判が寄せられている。

現在、柏の公式サイトはアクセスできない状態となっていが、日刊スポーツには河西晋二郎社長の「とにかく驚いた。今年再契約しているが、その際に本人とも話をして問題はないと判断した。結果的に判断が甘かった」というコメントが掲載されている。

また、犯行当時に所属していた神戸は、公式サイトで「7年前とは法人格が変わっていますがヴィッセル神戸として、以前当クラブに所属していた選手が、所属していた期間内にそのような罪を犯してしまったとすれば、非常に遺憾です。現在所属している選手たちには、明朝練習前のミーティングにてこのようなことが無いよう、注意徹底する予定です。」という安達貞至社長のコメントを掲載するなど、素早い対応を示した。

この選手は、06年の逮捕後は飲酒を控え、社会貢献活動を行うなど反省していた模様。代表に初招集された際には、「声をかけていただいたからには頑張ります」(サンケイスポーツより)と意気込みを語っていた。新戦力として期待されていただけに、スキャンダルも含め岡田ジャパンにとって大きな痛手となりそうだ。

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