注目の英歌手、米チャートでシングル・アルバム同時首位の快挙達成。

2008/04/23 09:40 Written by モノメトロ編集部

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ケイティ・タンストールやコリーヌ・ベイリー・レイ、リリー・アレン、エイミー・ワインハウスなど、良質な女性ソロシンガーを次々に輩出している近年のUK音楽シーン。今年もアデルやダフィーなどの新人が話題を呼んでいるが、その中でも注目を浴びているのが22歳のレオナ・ルイスだ。本国とアイルランドでは昨年11月に発売されたデビューアルバム「スピリット」は、日本でもいよいよ4月23日に発売となる。

その日本に先駆けて4月16日に発売された米国で、「スピリット」はビルボードチャート1位を獲得。さらに、先行発売されていたシングル「ブリーディング・ラヴ」もトップに返り咲き、シングルとアルバムの同時首位を獲得するという快挙を成し遂げた。これは昨年11月のアリシア・キーズ以来のことで、英国人アーティストとしては90年のフィル・コリンズ以来となる、18年ぶりの快挙だ。

レオナ・ルイスは、英人気オーディション番組「X Factor」の06年度優勝者で、同年12月にケリー・クラークソンのカバーシングル「ア・モーメント・ライク・ディス」でデビュー。同曲は発売30分間で55万回ダウンロードの世界記録を樹立し、CDでも発売1週間で60万枚以上を売り上げてデビューシングルの最速セールス記録を更新した。最終的なセールスは73万69枚で、ナールズ・バークレイの「クレイジー」に次ぎ同年の英国シングル売り上げ2位となっている。

また、昨年10月リリースのセカンドシングル「ブリーディング・ラヴ」は同年英国で最も売れたシングルとなり、欧州から米国、豪州までを席巻。英女性アーティストとして 20年ぶりとなる英米両チャートで1位を記録した。こうしたことから、米メディアからは「次世代のマライア・キャリー」と紹介されている。

さらに、昨年発売の「スピリット」は英国とアイルランドでデビューアルバムの最速売り上げ記録を更新し、欧州や豪州のチャートで1位を獲得していたが、4月16日に満を持してリリースした米国でもビルボードアルバムチャートの「The Billboard 200」(4月26日付)で1位を獲得。また、総合アルバムチャート「Billboard Comprehensive Albums」(同日付)でもトップになったほか、9週連続でチャートインしているシングルチャート「The Billboard Hot 100」(同日付)ではマライア・キャリーの「タッチ・マイ・ボディ」を破って「ブリーディング・ラヴ」が首位に返り咲き、快挙を達成した。

「スピリット」の日本盤発売は4月23日。世界的なヒットを受け、日本でも大ヒットが予想されている。また、5月にはテレビ朝日系「ミュージックステーション」への出演や、完全招待制の来日公演も予定されているので、アルバムだけでなくステージにも期待したい。

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