服のサイズは16号、ミス・イングランド決勝進出の巨体少女が話題に。

2008/04/05 23:43 Written by コジマ

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ミス・ユニバースの日本代表に、日大生の美馬寛子さんが選出されたことが話題になっている。美馬さんは、走り幅跳びでインターハイや国体などに7回出場するほどの本格的アスリート。鍛え上げられた体はまさに“美”の頂点にふさわしいものの、美的感覚はそれぞれ異なっていることから、ネットでは批判的な意見が多数を占めている模様。いずれにせよ、06年に2位を獲得した知花くららや昨年優勝の森理世さんに続き、7月の世界大会(ベトナム)でも好成績を収めることが期待されているのだ。

こうした中、ミス・ユニバースと並ぶ世界的なミスコンテスト、ミス・ワールドの予選でもあるミス・イングランドで、決勝に進出した“特大サイズ”の少女が英国で話題を呼んでいる。全英から注目を浴びている17歳のクロエ・マーシャルさんは、身長177.8センチ、体重79.8キロ、バスト96.5センチ(DDカップ)というド迫力ボディの持ち主。地元でミス・サリー州を獲得し、ミス・イングランドに出場した。ミスコンに出場する女性は細身の人が多く、今回のミス・イングランドで決勝に進出した女性たちも長身ぞろいながら服のサイズは日本女性の標準と変わらない8〜10号なのだけど、マーシャルさんは倍の16号だそう。

近年は欧州を中心にモデルに対する「やせすぎ」問題が盛んに議論されており、ミス・イングランドでも昨年の優勝者であるジョージア・ホーズリーさんに「細いだけの美女はもういらない。参加者はもっとリアリティがあって女性らしい曲線を持つ体型であるべきだ」と健康的な体型になるよう促している。また、前回のミス・ワールドを制した中国人の張梓琳に「細くてタンチョウヅルみたい」(中国情報局より)といった意見が相次ぐなど、不健康なやせ方に批判が集まっているのだ。

こうした風潮の後押しもあってか、マーシャルさんはミス・イングランドの決勝へと進む8人に選出された。英紙デイリー・メールに対して、本人は「私は今の自分の身体が好き。みんなは私に『もっとやせたい』と言わせたいみたいだけど、私は今の自分を変えようとは全く思わない」とし、現在の審美基準に対してアンチテーゼを投げかけていることを語った。

同紙には、今回の決勝進出者に前回優勝者のホーズリーさんを加えた9人が並ぶ写真が掲載されているのだけど、マーシャルさんは「気にしない」と言いつつも集合写真でおなかを隠しているところがちょっとかわいい。ただ、ふくよかな体型だけでなく、顔が小さいためにひときわ目立っているのだ。

すでにモデル事務所との契約も交わしているというマーシャルさん。ミス・イングランドの方針に合うその体型で、見事栄冠を勝ち取るのか、英国人でなくとも注目なのだ。ちなみに、前回世界大会覇者の張さんによると「ミス・ワールドは見た目の美しさを競うものではなく、内に秘めた意志や、ボランティア活動への意欲などもみるもの」(中国情報局より)だそう。

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