敗戦続く原監督の「正しいジャッジを望んでいます」に批判殺到。

2008/04/05 17:50 Written by コ○助

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開幕から7試合が終了した4月4日時点で、1勝6敗、チーム打率.215、チーム防御率5.85と、惨憺たる成績の巨人。戦力は整いながら投打ともに機能しない現状に、ファンは怒り、失望し、早くも原監督の采配や巨大戦力の補強「しか」興味がないフロントへの不満が噴出しているなり。昨オフにはクルーン、ラミレス、グライシンガーと、現在のセ・リーグを代表する外国人選手を総獲りし、開幕前から「今年は圧勝では」と期待する声が大きかった分、このスタートダッシュのつまずきが余計にファンの反発を招いてしまっているなりよね。

負けが込んできて原監督にも焦りが見えるのか、4日に行われた阪神戦後の談話では「アンパイアは少し(ストライクゾーンが)広かった。我々は正しいジャッジを望んでいます」と審判の判定に苦言。スポーツは審判の判定が絶対であるにも関わらず、「正しいジャッジを望んでいる」と、あたかも巨人が負けたのは審判の判定が誤っていたからと言いたげな発言が飛び出したなりよ。

これに対し、他球団のファンがすぐに反応を見せ、「なにこの被害者ヅラ」「巨人が言うな」「なんたる負け惜しみ」「阪神も巨人も同じストライクゾーンだったのに」と、ネットでは非難囂々。その怒りの伏線あるのは、かの有名な「ジャンパイア」(巨人に有利な判定を下す審判のこと)の存在なりよ。長いプロ野球の歴史の中で巨人は「ジャンパイア」の恩恵を受け続けてきた球団であるにも関わらず、少なくとも両チームに平等な判定が下されていた4日の試合の審判に対して文句を言うのは筋違いというのが大方の反応なりね。

本当に「ジャンパイア」なんているの? と、懐疑的な人もいると思うなりが、公式には確認されてはいないものの、原監督自身もその存在に言及していたことがあったなりよ。原監督の公式ページにある日記「Tatsunori Story」の2006年7月15日のエントリーに、次のような記述が見られるなりね。

「何年か前のジャッジは、正直、ジャイアンツに有利に働くジャッジが多かったものです。それは他球団の監督にアンケートをとっても、はっきりするでしょう」

このエントリーは最終的に4位に終わった2006年の「弱い巨人」だった頃のもので、巨人が「不可解なジャッジ」「巨人に不利なジャッジ」で2試合落としたという趣旨の内容がつづられているなり。その流れの中で「昔は『強い巨人』に有利なジャッジだったけど、今は『弱い巨人』に不利なジャッジになった」と嘆いているなりね。これに関しては、単に「ジャンパイアが公正な判定を下すようになった=巨人有利じゃなくなった(=平等になった)」と冷静に考え、原監督の被害妄想と捉えるファンが多かったなりが、いずれにしても原監督は以前から「昔とは違う」近年の審判に不信感を抱いていることはうかがえるなりよ。

二岡智宏内野手をけがで欠いているとはいえ、ほぼベストメンバーを組んでスタートダッシュに失敗した巨人。原監督の焦りが相当なものなのは想像に難くないものの、敗因を審判に求めているあたりが、すでに現状を打破するアイデアがなくなっていることの現れなのかも……?

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