1983年に「モーニング」(講談社)で連載がスタートした「課長 島耕作」(作:弘兼憲史)も、今年で26年目。課長からスタートした立身出世物語は、サラリーマンのバイブル的な作品として、これまで多くのファンに支持されてきたなりよね。特に1990年代には大ブレイクを果たし、テレビドラマ化もされるなど、一種の社会現象のようにもなったのは記憶に新しいところなりよ。
参考までに、これまで「島耕作」シリーズが歩んできた道を簡単に振り返っておくなりね。
1983〜1992年「課長 島耕作」
1992〜2002年「部長 島耕作」
2002〜2005年「取締役 島耕作」
2005〜2006年「常務 島耕作」
2006〜2008年「専務 島耕作」※不定期連載
「部長 島耕作」以降はスピード感ある展開でトントン拍子に出世の道を歩んできたなりが、このたび、勤務する大手家電メーカーの初芝電器産業が同業の五洋電機と経営統合することになり、新たに設立される初芝・五洋ホールディングスの初代社長に就任することが決まったなりよ。ついに会社のピラミッド構造の頂点に立つ日が来たなりね。
この人事に伴い、作品のタイトルも5月下旬から「社長 島耕作」に衣替え。引き続き、「モーニング」で連載が続けられるなり。海外赴任を含め、世界を股にかけた活躍をしてきた島耕作。社長という職に就いたとき、これまでの経験をどのように経営の舵取りに役立たせていくのか、そしてどのようなドラマが描かれるのか。さらに社長の先にはどんな展開が待っているのか……。気になる人はぜひ「社長 島耕作」をチェックしてくださいませ。