「野球場でたこ焼き売るのを止めて」国際動物愛護団体が書簡送る。

2008/03/30 22:31 Written by コ○助

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冷たいビールで一杯やりながら、ほろ酔い気分で野球を観戦するのはポピュラーなスタイル。特に暑い夏、屋外の球場で楽しむ「野球とビール」は、ファンにはたまらない贅沢なりよね。球場にはビールにピッタリな軽食、例えばフランクフルトやフライドチキン、焼きそば、たこ焼きなどが販売されているなりが、そんな球場の軽食たちに災難(?)が降りかかってきたのは、27日のことだったなりよ。

AFP通信などの報道によると、世界最大規模の国際動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Animals、通称PETA)」がプロ野球の根来泰周コミッショナー代行に対して、地球温暖化対策を理由に、ホットドッグやたこ焼きの販売をやめてベジタリアンフードの売店を出すよう、書簡で要求してきたそう。ベジタリアンフードを摂取すれば心臓病や肥満などの疾患リスクが下がるため、球場に集う野球ファンはもっと幸せ&健康になるというのが同団体の主張だというなり。

この報道を受けたネットの反応は呆れた様子のものばかり。「他人の食生活に口出しするな」「そろそろ植物愛護の団体作って対抗したほうが良いんじゃないか」「余計なお世話だ」といった声に加え、こうした問題にも対応しなければいけない根来コミッショナーに同情する意見も。

そもそも「動物の倫理的扱いを求める人々の会」とは何ぞや、と疑問に感じる人も多いと思うなりが、この団体はポール・マッカートニーやパメラ・アンダーソンが熱烈な支持をしていることでも知られる、欧米、アジアに拠点を持つ大きな動物愛護団体なりよ。その抗議行動のスタイルは裸体、もしくは半裸の女性がプラカードを持って訴えるケースが多く、今年に入ってからAFP通信が報じた同団体の行動はすでに11件もあるなりね。中には「ブタの生活環境改善を訴え(イギリス)」「卵を産むニワトリへのカゴの使用に抗議(ドイツ)」「ムチと鎖はサーカスではなくベッドで使えと抗議(インド)」といったものも。

実際に球場から定番メニューが消える可能性はゼロと言い切っても良いなりが、同団体に目を付けられてしまったプロ野球に、二の矢、三の矢が飛んでこないことを祈るばかりなり。

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