冠名「フサイチ」の馬主・関口房朗氏が金欠? ヒルズ住居も撤退か。

2008/03/27 21:15 Written by コ○助

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フサイチコンコルド(1996年の日本ダービー)、フサイチパンドラ(2006年のエリザベス女王杯)、フサイチペガサス(2000年の米ケンタッキーダービー)など、「フサイチ」の冠名を付けた、数々の名馬を保有している(していた)ことで知られる有力馬主の関口房朗氏。「高い馬ほどよく走る」をモットーに、セリでは何億円もする高額の競走馬を次々と落札、その派手で豪快な買いっぷりは常に注目の的なりよ。競馬を少しでもかじったことがある人なら、誰もが知るほどの「名物馬主」なりよね。

それだけのお金を惜しみなく競走馬に投資する関口氏の本業は会社経営者。東証一部上場企業の技術系人材派遣会社「メイテック」や(創業時の社名は名古屋技術センター。1996年に経営方針を巡って役員と対立したことで社長職解任)、同じく技術系人材会社の「VSN」(創業時の社名はベンチャーセーフネット)を創業するなど、波乱に巻き込まれながらも常に成功を掴んできた起業家なりよ。

住居は六本木ヒルズ最上階の部屋と、名古屋に通称「パルテノン神殿」なる大豪邸を保有しており、特に六本木ヒルズの部屋は寿司カウンターを設けて、銀座の名店「久兵衛」から職人を出張させて寿司を握らせるというほど、非常にバブリーな生活を送っているのは有名な話。バラエティ番組の「お宅訪問」のような企画でも、しばしば登場していたので、ご存知の人も多いかもしれないなりね。

でも、どうも最近関口氏の懐事情が苦しい……という話がまことしやかに囁かれているなりよ。現在発売中の「週刊文春」でその窮状が伝えられているなりね。

・今年3月8日に保有する「VSN」の株をすべて売却。
・フェラーリF40やBMWクラシックなど、所有する高級車はほとんど手放した。
・六本木ヒルズの住居は退去予定。原状回復のために億単位のお金がかかる。
・現在、東京・神田の雑居ビルに、7坪(家賃12万円)ほどのオフィスを構えている。


かつては大物馬主として世界中にその名を轟かせていた関口氏なりが、いまは家賃12万円のオフィスで再起のチャンスを見計らっているという状態。しかも、まだ数億円の借金を抱えているとも言われているなりね。

ちなみに、現在JRAに登録されている「フサイチ」の現役馬は、Yahoo!スポーツの競馬名鑑によると、G1朝日杯フューチュリティステークスなどを勝ったフサイチリシャールを筆頭に30頭いるなりよ。オーナーの資金繰りが苦しくなれば、厩舎に支払われる預託料にも影響が出ると予想されることから、これらの競走馬の行く末も気になるところなりね。

なお、関口氏の公式ブログ「六本木ヒルズ最上階に住む関口会長の華麗ライフ フサイチDX」は、2月4日を最後に更新されていないなり。次の更新はいつになり、どのようなことが語られるなりかね……。

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