英国の緊急ダイアルに困った電話急増、「ごみ収集に来て」なども。

2008/03/26 13:32 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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いわゆる「110番」で知られる緊急通報用電話番号。日本ではこの番号ですが、米国では911番、そして英国では999番なんだそうです。ちなみに日本でこの番号が採用された由来は、終戦後に連合国軍最高司令官総司令(GHQ)から依頼を受けた、当時の警察庁と総務省にあたる団体が協議した結果。ダイアル式の電話でかけるのに一番時間のかからない「1」を多用したことでこの番号になったそうです。

ってことは、この考えだと米国や英国での番号は逆に時間がかかるってことじゃないかと思うのですが……。全然緊急っぽくないじゃん(笑)。大らかな国民性の表れ??

ところで英国では今この999番に、まったく緊急でない用事でかけてくる市民が急増。対応センターでは頭を悩ませているそうです。なんでも英国デヴォン州のとある町では、全体の半分が事件性の高い通報ではなく、正直なんでそんなことで電話をかけてくるのか? と耳を疑いたくなるような話ばかり。たとえば

「テレビのチャンネルが変えられない」
「お茶が上手く入れられないの」
「ごみの収集に来てくれない?」

という内容もあるそうです(汗)。

こういった「通報」のために本当に急を要する電話の対応が遅れてしまうこともあるそうで、対応センターのオペレーター、そして警察や救急隊員を含め、市民に、頼むからもうちょっと考えてほしいと望んでいるのだそうです。

まったくねぇ。

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