マンガ「舞姫〜ディーヴァ〜」がグラビア写真からの模写でお詫び。

2008/03/19 10:35 Written by モノメトロ編集部

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小学館の「ビッグコミックスペリオール」に2006年から連載されているマンガ「舞姫〜ディーヴァ〜」。「女帝」や「夜王ーYAOH」など、夜のネオン街の描写を得意とする倉科遼が原作を、大石知征が作画を担当した作品だ。この作品の扉ページのイラストがグラビア写真を模写していたとして、公式サイトにお詫びが掲載されている。

「舞姫〜ディーヴァ〜」は、キャバクラグループの令嬢だった女子高生が、IT企業によるグループの買収や、脳溢血による父の他界などによって環境が一変。キャバ嬢となり、グループを買収したIT長者・溝江への復讐心を燃やす……というのが大まかなストーリーだ。これまで単行本が4巻まで発売されている。

公式サイトのお詫びによると、問題となったのは2月8日に発売された「ビッグコミックスペリオール」第5号に掲載された「舞姫〜ディーヴァ〜」扉ページのイラストで、読者から「『Scawaii!』(2007年1月号・主婦の友社刊)の中のグラビア写真を模写したものではないか」との指摘があったそう。事実関係を調査したところ、承諾を得ないまま写真をもとに描かれたものであることが判明、お詫びという事態となった。

写真からの模写が問題となった例としては昨年2月、月刊少女マンガ誌「Cookie」(集英社)で連載されていた「SWITCH」(作:吉井凜)などがある。この事例では、扉ページと予告ページのイラストがファッション誌のグラビア写真の模写であることが発覚。すぐに休載の決定が下され、さらに過去の作品にも同様の模写があったことから、コミックも販売中止の措置が取られた。

また、ネットでは「スラムダンク」(作:井上雄彦)がNBAの写真を模写しているとの指摘があり、検証サイトも存在しているが、集英社や作者側からの具体的なアクションはない。

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