帰ってきたカーネル・サンダース、阪神の「呪い」解け日本一に?

2008/03/17 15:33 Written by コ○助

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1985年に本塁打連発のスケールの大きい野球でリーグ優勝、日本シリーズでも西武を降して日本一となった阪神は、その後、星野仙一監督がリーグ優勝に導いた2003年に至るまで、18年間の長きに渡り暗黒時代に突入。18年間の成績は6位10回、5位2回、4位3回、3位1回、2位1回と散々で、阪神ファンの気持ちをずっと暗くさせていたなりよ。星野監督が就任した2002以降は比較的安定した成績を残せているなりが、それ以前は「ダメ虎」「最下位が定位置」「たけし軍団より弱い」と散々な言われようだったなりよね。

低迷はかなり深刻なものだったことから、さまざまな角度から原因究明が試みられたなりが、そのひとつにちょっとオカルト(?)的な「呪い」の話があったなりよ。野球ファンの間では有名な「カーネル・サンダースの呪い」。あのケンタッキーフライドチキンのカーネル・サンダースなり。

「呪い」の内容はこうなり。1985年のリーグ優勝は阪神にとって21年ぶりの優勝で、積年の鬱憤を晴らすかのように阪神ファンは喜びを爆発させたなりよ。大阪・道頓堀には多数のファンが押し寄せ、選手の応援歌や六甲おろしを歌いながらの行進、道頓堀へのダイブ(※現在は固く禁じられている)と、お祭り騒ぎを通り越して騒乱状態だったなりが、一部暴徒化したファンが「ケンタッキーフライドチキン 道頓堀店」(現在は閉店)の店頭に立っていたカーネル・サンダース人形を、当時の阪神の主砲だったランディ・バース選手に見立て、胴上げを始めてしまったなりね。そして興奮が頂点に達したとき、カーネル・サンダース人形は道頓堀へと投げ込まれ、ヘドロの中に沈んでいくことに。

その後、しばらくして大阪朝日放送の「探偵!ナイトスクープ」が道頓堀のカーネル・サンダース人形落下地点と思われるあたりをダイバーを使って捜索したものの、発見することはできず、どこかへ消えてしまったと言われているなり。これが阪神の低迷を招いた元凶であり、「呪い」であると、まことしやかに囁かれるようになったなりね。

そして現在。阪神は星野監督の2003年、間を置かずに岡田彰布監督の2005年にもリーグ優勝を果たしたことから「呪い」は解けたと見る向きが強いなりが、一方で2度とも日本シリーズを制して日本一になれなかったことから、依然として「呪い」が継続していると説くファンも少なくないなりよ。

でも、そんな「呪い」に終止符を打つかもしれない、阪神ファンにとっては嬉しい話題が飛び込んできたなり。「ケンタッキーフライドチキン 甲子園球場店」が開店するのに伴い、カーネル・サンダース人形が阪神の本丸である甲子園球場に設置されることになったなりね。17日に行われた除幕式に出席した日本ケンタッキー・フライドチキンの渡辺正夫社長も「帰ってきたので、ファンの方は日本一と思われているでしょう」(日刊スポーツより)と「呪い」に絡めたコメント。これからはカーネル・サンダース人形が微笑みながら、阪神を暖かく見守ってくれる……はずなりよ(笑)。

果たして「呪い」は解け、阪神は今季日本一となることができるのか。皆さんも阪神の戦いぶりにぜひご注目くださいませ。

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