たったの1分遅れで銀行強盗を失敗した男、未遂容疑で逮捕される。

2008/03/14 13:56 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ウォール真木は時間にルーズな人間なので、日本の交通機関が苦手なのです(笑)。なぜなら、1分刻みでスケジュールが組まれているため、バスも地下鉄も新幹線も気を抜くと見事、確実に乗り遅れるからです。

米国はそれでも日本に比べると、時間に対して寛大な感じがします。まあ、車社会なので公共の交通システムに頼らなくても大丈夫ということもありますが、少しアポイントメントに遅れたとしても、

「いやあ、道がちょっと混んでいて……」

といい訳すれば、大体は許してもらえます。ええ、使いましたとも、何度もこのセリフを(笑)。

でもやっぱりたった1分の差で、物事が上手く行かなくなるということはこの国でもあるようで。ペンシルバニア州のリバティーという町で、銀行強盗をしようとした男が逮捕されました。なんとこのアレン・ノック容疑者、銀行がすでに閉店となっているのに気が付かず、鍵のかかった入り口で立ち往生してしまったのです。

その実にマヌケな銀行強盗犯を目撃したのが、まだ店内に残っていた銀行員たち。急いで彼の乗ってきた車のナンバー・プレートを控え、警察に連絡。そしてナンバー・プレートから身元がバレたノック容疑者は、速やかに犯罪の未遂行為で逮捕されたのです。その時、彼の車の中には強盗用に準備したショットガン、スキーマスクなどがまだ残されていたとか……。「おれじゃない!」とはさすがにいえない。証拠タップリじゃん(笑)。

それにしても、ノック容疑者。あと少し早かったら完全犯罪になったかもしれないのに。そう、彼が銀行のドアに手をかけたのは、なんと12時1分、銀行が閉店してから1分後のことだったのでした。

もう泣くの通り越して、笑うしかないんじゃないかと。

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