ヘッドスピンの世界記録を持つ大野愛地さんや米人気オーディション番組「アメリカン・ダンスアイドル」でベスト20に入った小西北斗さん（HOK）など、海外で活躍する日本人ダンサーが増加している。そんなストリートダンサーたちが出演する日本テレビ系ダンス番組「スーパーチャンプル」を見ていると、レベルの高さに驚かされるのだ。

そんな「スーパーチャンプル」に出演しているダンスユニット「はむつんサーブ」が、米歌手のマドンナに見初められ、ニューアルバム『ハード・キャンディ』（4月30日発売）からの先行シングル「フォー・ミニッツ」のプロモーションビデオ（PV）に出演したことが明らかになった。

「はむつんサーブ」は、ダンス＆ミュージックパフォーマンス集団「Big.Baby.Crew」のメンバーで、ミクスチャーバンド「Big Baby」でもボーカルを務めるりきっちょと、ドラムのだーよしによるダンスユニット。「ロボットダンス」から派生したコマ送りのような動きの「アニメーションダンス」を武器に「JAPAN DANCE DELIGHT」など数々のダンス大会を制覇し、「スーパーチャンプル」には前身番組である「少年チャンプル」時代から出演している。3月5日には「はむつんサーブ with Big Baby」名義でDVDをリリースしているのだ。

彼らのパフォーマンスは動画投稿サイト「YouTube」で堪能できるのだけど、新曲のPVに出演するダンサーを探していたマドンナが「YouTube」に投稿されている動画を見て斬新なパフォーマンスに惚れ込み、直々にオファー。マドンナのPVに日本人が出演するのは、坂本龍一以来の快挙なのだとか。

英ロンドンでの撮影を終えたりきっちょは、興奮気味に「世界一のクイーンPOPスターとの仕事は末代までの栄誉になるでしょう」（スポーツ報知より）と語っているのだけど、彼らのダンスを生で見たマドンナのほうも大絶賛していた模様。さらに、同曲にゲスト参加したジャスティン・ティンバーレイクとも対面したのだそう。

マドンナが共演相手を「YouTube」で探したことにも驚いたのだけど、日本でもダンスファン以外には無名に等しいダンスユニットの大抜擢には、本当に驚かされたのだ。米国では人気ドラマ「HEROES／ヒーローズ」に出演している日本人俳優マシ・オカよりも有名だというHOK同様、「はむつんサーブ」にも世界的な活躍が期待される。