J1得点王の川崎F・ジュニーニョ選手が帰化へ、代表入りも確実か。

2008/03/11 17:09 Written by コジマ

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3月8日に開幕した今季Jリーグの中でも、台風の目になりそうなのが川崎F。昨季は5位で終わったものの、J2得点王の称号を手土産にレンタル移籍先の東京Vから戻ってくるフッキ選手を加えた攻撃陣は強力で、香港からも熱い視線を浴びているのだ。ただ、開幕戦は東京Vのコンパクトな守備に苦戦し、1-1の引き分けに終わっている。

そんな川崎Fの得点源である昨季J1得点王のジュニーニョ選手が、日本国籍取得に向けて動いていることが明らかになった。早ければ今週中にも帰化申請するとのことで、2010年のワールドカップ(W杯)アフリカ大会に日本代表として出場する可能性も出てきたのだ。

ジュニーニョ選手はブラジル出身の30歳。ECバイーアなどに所属していたブラジル時代には、スペイン1部リーグからオファーが来るほどの注目選手だったのだとか。2003年に当時J2だった川崎Fに移籍し、翌年には39試合で37得点を記録してJ2得点王を獲得。マルクス選手らとともに、チームのJ1昇格に貢献したのだ。昨季はチーム得点の3分の1に当たる22得点を記録し、Jリーグ史上2人目のJ1・J2得点王となっている。

これまで日本国籍を取得したJリーグ選手は多く、ラモス瑠偉選手(現東京Vエグゼクティブディレクター)や呂比須ワグナー選手(現ブラジル・パウリスタのアシスタントコーチ)、三都主アレサンドロ選手(浦和)、田中マルクス闘莉王選手(同)など日本代表に選出された選手も少なくない。昨年も在日韓国人4世の李忠成選手(柏)が日本国籍を取得し、22歳以下(U-22)日本代表に選ばれているのだ。

ジュニーニョ選手はブラジルでの代表選出歴がないことから、国籍取得後代表入りすることに支障はない模様。誰もが認める破壊力は、得点力不足に悩む日本代表にとって強力な武器になることは確実なのだ。ジュニーニョ選手と同じくJ1とJ2で得点王となったエメルソン選手(元浦和)の例もあるのでまだ分からないけれど、南アフリカ大会ではサムライブルーに身を包んだジュニーニョ選手が、日の丸の応援を受けて活躍する姿が拝めそう。

そういえば、フッキ選手も日本国籍取得の意思を示しているとのことで、川崎Fのブラジル出身コンビが日本代表の2トップになる可能性も出てきたのだ。

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