「2025年、地球にやってくる知的生命体パピルス」からの質問に備えるため、あらゆる謎を調査解明するフジテレビ系深夜番組「FNS 地球特捜隊ダイバスター」。“ユルい”内容が評判を呼び、DVDや単行本、CDが発売されるほどの人気を誇っている。しかし、その“ユルさ”が提供スポンサーの獲得を困難にしており、常に低予算での制作を強いられているという。そんな「ダイバスター」が、日清食品との契約切れを機に番組内でスポンサーを募集するという、テレビ史上初の試みを実施した。
2005年10月に始まった「ダイバスター」は、これまでに森永製菓やユニバーサルミュージックなどが提供スポンサーとなっていたがいずれも短期間で、森永製菓が離れてからTOSHIBA EMI(当時)が担当するまでの期間は「提供スポンサーなしで一生懸命作った」としていた。
07年4月に日清食品が提供スポンサーとなってからは「巧みに本編に見せかけたCM」など、番組キャラクターが出演するCMを放映していた。しかし、初の長期提供を行った日清食品との契約も2月28日深夜放送分で終了。卒業式風に日清食品への感謝の気持ちを述べ、番組終了をにおわせていた。
ところがその直後、番組内で提供スポンサーを公募。その条件は、
応募資格: いっぱいお金を出してくれる企業 ダイバスターをCMに登場させてくれる企業
期間: 4〜9月の週1回 ※長期歓迎
作業内容: ダイバスターの番組提供 ※誰でもできる簡単な作業です!
といったもの。これにより、番組が継続することが明らかになった。
深夜ながら高い人気を誇る同番組、継続にほっと胸をなでおろしたファンも少なくないのでは? テレビ史上初の試みによってどんな企業が名乗り出るか、注目だ。