批判を受けたAKB48の「オタク商法」、独禁法抵触の恐れで中止に。

2008/02/28 23:24 Written by コ○助

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26日にお伝えした、AKB48のニューシングル「桜の花びらたち2008」に関するキャンペーンが物議を醸しているという話題。専用劇場の「AKB48劇場」で「桜の花びらたち2008」を購入すると全部で44種類あるポスターから1枚がランダムでプレゼントされ、そのすべてを揃えるとAKB48の「春の祭典」に招待されるというものだったなりが、44枚ですべてを揃えられる確率は「77京1468兆8909億1789万4000分の1」、バラバラに購入して地道にそろえようとした場合には最低でも193枚(241,250円)購入しなければならないという「搾取系ビジネスモデル」に批判が殺到していたなりよ。

この話題は多数のネット系媒体が取り上げたため、日を追うごとに批判はヒートアップ。44枚を一括で購入すればコンプリートできるように配慮してくれるとの情報もあったなりが、それでも「春の祭典」に行きたいと願うファンは全く同じCDを44枚(55,000円)買わざるを得ないため、こうした露骨な「オタク商法」には疑問の声が上がっていたなりね。また、発売初週だけ売上げ枚数が激増することから、「オリコンチャート操作」との指摘も相次いでいたなり。

そうした動きを察知したデフスターレコーズ(ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下のレコード会社)は、急遽キャンペーンを撤回。44枚のポスターを揃えるという施策に加え、「春の祭典」そのものも中止することが発表されたなりね。

「ファンの皆さんの加熱を招いてしまったことを深くお詫び申し上げます」
「当企画の『桜の花びらたち2008』発売に伴う『春の祭典』ご招待施策が『独占禁止法』上の『不公正な取引』に抵触する恐れがありましたので、AKB48『春の祭典』の実施を含め、施策を中止とさせていただきます」
「これに伴い、AKB48劇場にて既に複数枚の商品をお買い上げになった方の中で返品をご希望のお客様につきましては、返品受付等の処置をとらせていただきます」

発表によると、中止を決めた理由は「『独占禁止法』上の『不公正な取引』に抵触する恐れ」があったため。これはネットでも盛んに議論されていた話で、公正取引委員会にこのことを通報した人がいるとの情報もあったことから、実際に公正取引委員会が動き出す前に中止に踏み切ったとも考えられるなりよ。

すでに返金の告知も出されているので、この件に関してはこれ以上のトラブルにはならなそうなりが、一連の騒動によって、今後AKB48が同じような販売手法を取りづらくなったことだけは間違いないなりね。

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