「まんがの達人」創刊号が44万部を完売、異例の大ヒットを記録。

2008/02/24 22:34 Written by コ○助

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誰でもゼロからマンガの基礎を学び、最終的にはマンガが描けるようになる……。そんなコンセプトのパートワーク(分冊百科)「まんがの達人」を、アシェット・コレクションズが発売したのは今年1月のことだったなり。「かえるのうた」を替え歌にした「♪まんがを書くなら まんがの達人 誰でもめきめきうまくなる〜」のCMが大量にオンエアされたことも手伝い、発売前から大きな反響を呼んでいたなりよね。

「まんがの達人」が巷に溢れる「Howto本」と大きく異なるのは、マンガを描くために必要な道具が毎号必ず付属していること。「Howto本」を見ながらマンガを描いてみたいと考えた場合、ペンやスクリーントーンなどを調達するところから始めなければならず、初心者には少しハードルが高いなりよね。そもそも、そうした道具がどこで売っているのかもよく分からない、という人も少なくないなりよ。

そうした潜在的な「マンガを描きたい」「描いてみたい」層に訴えかけたのが件の「まんがの達人」だったなり。創刊号には4Bの鉛筆、ペンフォルダー、丸ペン+スプーンペン、黒インク+消しゴムが付属、いきなり「まんがの達人」を読みながら、マンガを描く作業に入ることができるなりね。

大量のCMやコンセプトの妙など、いくつかの要因が重なり、「まんがの達人」はパートワーク(分冊百科)としては異例の大ヒットを記録。毎日新聞によると、これまでに44万部を発行し、そのすべてを販売(完売)したというなりよ。

ただ、実際に「まんがの達人」の創刊号を購入した読者の反応は賛否両論。ネットでは「テキストの内容は薄く、Howto本のほうが何倍も良い」「『ペンのインクのつけかた』から書いてあるのは丁寧すぎでは」などの批判がある一方で、「画材屋のない地方ではありがたい」「小学生くらいから基礎を学ぶには良いかも」と前向きな意見も多く、評価は真っ二つといった感じなりよ。

「まんがの達人」は全部で60号を予定。最後までやりきったときに、果たしてスラスラとマンガが描けるようになるものなのか、気になるところなり。

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