迷惑メールの削除で高額請求? 札幌の女性がソフトバンクを提訴。

2008/02/22 23:05 Written by コ○助

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携帯電話のトラブルとしてよく耳にするものに、請求金額にまつわるトラブルがあるなり。定額系のサービスに加入せずにウェブを閲覧してしまい、高額なパケット通信料が発生してしまった、子どもが気付かないうちに相当額の通話・通信をしてしまった……などなど。

特に前者は本当によくあるケースで、例えば「エロ男爵」の異名を持つ沢村一樹は、バラエティ番組で「エロサイトを見過ぎてビックリする金額を請求された」というエピソードを披露していたりもするなりよ。「1パケット=○○円」という料金体系が分かりにくく、さらに閲覧したページが何パケットなのかが非常に分かりにくいという仕組みの問題も大きいなりが、ユーザー側もしっかり「定額系のサービスに加入していないと危険」という認識を持って自衛しなければいけないなりね。

そうした請求金額のトラブルで、少し珍しいケースが話題を呼んでいるなり。北海道新聞によると、札幌在住の女性が台湾の行くことになった息子のため、携帯電話の契約内容を販売店で変更したところ、台湾ではほとんど携帯電話を使用していなかったにも関わらず、2か月で5万7,000円も請求されたというなりね。そのため精神的な苦痛を受けたとして、ソフトバンクモバイルを相手取り、慰謝料10万円の賠償を求める訴訟を起こしたなりよ。

ソフトバンクの説明では、高額の請求が発生したのは「自動受信した迷惑メールの削除などで課金した」(北海道新聞より)ため。一方、女性は「メール削除で課金されるとの説明は事前に受けていない」(同)と、説明不足が招いたトラブルだと主張しているなりね。

女性の息子が説明する「台湾ではほとんど使わなかった」がどの程度の使用量だったのかが分からない以上、どちらが悪いのかはハッキリとしないなりが、ソフトバンクの「自動受信した迷惑メールの削除などで課金した」という説明もイマイチ分かりにくいことから、「迷惑メールを削除しただけで課金されるの?」との疑問を持つ人が続出しているなりよ。

可能性として考えられるのは、次のようなケースなり。

1.台湾で女性の息子が迷惑メールを受信(自動受信設定)

2.「128文字まで無料」の制限を超えたメールでパケット代発生

3.サーバ側に残った迷惑メールを削除するために「サーバ接続→サーバメール削除」でパケット代発生

国内よりも高額のパケット料が発生する海外での一連の作業だったために、2か月で5万7,000円もの金額になった、と。実はこれらの情報はソフトバンクも冊子やホームページなどで告知していることで、決して秘密裏に「迷惑メール削除でも課金している」といったことではないなりね。

女性は「説明不足」を主張、恐らくソフトバンクは「告知している」と主張し、裁判は争われることになると思われるなり。果たして裁判所がどのような判断を下すのか、裁判の行方に注目なりね。

また、皆さんも海外でパケット通信をする際には、こうしたトラブルが発生する可能性があるので、十分に気をつけてくださいませ。

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