中村俊輔選手がフル出場、欧州CLセルティック×バルセロナ結果。

2008/02/21 08:39 Written by コジマ

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昨年7月に始まった欧州チャンピオンズリーグ(CL)も、いよいよ佳境。グループリーグを勝ち抜いた16チームが激突する決勝トーナメントが、2月19日に始まった。各国の強豪クラブによる本気の試合は見応え十分だけど、日本のサッカーファンにとって最大の関心事といえば、中村俊輔選手と水野晃樹選手が所属するセルティック(スコットランド)の試合。チームの大黒柱となった中村選手をケガで欠きながらもグループリーグ(D組)を2位で通過したセルティックは、1回戦でいきなり05-06シーズンの王者、バルセロナ(スペイン)と対決したのだ。

2月19日の試合では、リバプール(イングランド)がインテル(イタリア)に2-0、シャルケ(ドイツ)がポルト(ポルトガル)に1-0、ASローマ(イタリア)がレアル・マドリード(スペイン)に2-1と、いずれもホームチームが勝利したほか、オリンピアコス(ギリシャ)とチェルシー(イングランド)が0-0の引き分けとなっている。この中で、レアル・マドリードのファンが敵地でナイフで刺されるという事件が発生。セリエAでは昨年2月にサポーターが大規模な暴動を起こしていることから、CLが白熱するにつれて危険度が高まっていきそうなのだ。

さて翌20日、セルティックはバルセロナをホームで迎え撃った。セルティックはCLでのホームゲームを7戦連続負けなしで、昨季はグループリーグでマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)を破ったほか、決勝トーナメントでも同年の優勝チームであるACミラン(イタリア)と引き分けている。バルセロナは強敵ではあるけれど、この要素は心強かったのだ。

中村選手が先発出場したセルティックは、そのジンクスが続くことを感じさせるように、前半16分にFWヤン・フェネホール・オフ・ヘッセリンク選手が先制ゴール。2分後にはバルセロナのFWリオネル・メッシ選手のゴールで同点となったものの、前半38分に今度はMFバリー・ロブソン選手がゴール。前半を2-1で折り返した。

ところが後半、開始早々の7分にバルセロナのFWティエリ・アンリ選手が同点にし、34分に再びメッシ選手が得点ランキング単独トップとなる逆転のゴール。そのまま2-3で終了した。この試合を楽しみにしていたという中村選手はフル出場したもののゴールを演出できず、水野選手の出場もなかったのだ。

バルセロナは後半に入ると、選手層の厚さを見せつけるようにMFデコ選手に代えてMFシャビ選手、FWロナウジーニョ選手に代えてサミュエル・エトー選手、アンリ選手に代えてエイドゥル・グジョンセン選手など次々に交代。日本のファンにとって残念な結果にはなってしまったけど、こんなチームを一時追い詰めた点は多くの興奮を誘ったのではないだろうか。次戦は3月4日、奇跡の逆転を目指して敵地に乗り込むのだ。

20日に行われたこのほかの試合は、アーセナル(イングランド)とACミランが0-0、リヨン(フランス)とマンチェスター・ユナイテッドが1-1と引き分けており、フェネルバフチェ(トルコ)はセビージャ(スペイン)に3-2で勝利している。

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