マンガを読むスタイルは、連載を楽しみにしている人、単行本が出るたびに読む人、単行本の巻数がある程度たまるまで待つ人などさまざま。その中でも、すでに完結している名作の「一気読み」は、作品に没頭できることから近年人気のスタイルとなっているのだ。
しかし、新品でそろえると高いし、古本屋では全巻セットで販売されている作品は限られているため、そろえるにもひと苦労。そんな一気読みをサポートしてくれるのが、マンガやDVDの全巻セットを販売するサイト「全巻読破.com」なのだ。新品だけでなく古本も販売しており、同サイトで購入した作品を売却すると次回購入時に売価の最大35%が使用できる点も魅力となっている。
その「全巻読破.com」が、「2007年最も全巻読破された人気コミック Ranking」を発表した。この調査は、同サイトが昨年に売り上げた単行本の冊数をもとに集計したもの。最も人気があったのは「ドラゴンボール」(鳥山明)全42巻で、2位も同作品の完全版全34巻と、実写映画化にも高い関心が寄せられている「ドラゴンボール」がトップ2を独占した。同サイトでの古本販売価格は、それぞれ1万7220円、2万6510円(ともに税込み)となっている。
3位は絶版となっている「MASTERキートン」(原作:勝鹿北星/作画:浦沢直樹)全18巻で、スピンオフ映画「L change the WorLd」が絶賛公開中の「DEATH NOTE」(原作:大場つぐみ/作画:小畑健)全12巻が4位、ドラマ化された「花ざかりの君たちへ」(中条比紗也)全23巻が5位、映画化された「クローズ」(高橋ヒロシ)全26巻が9位、ドラマ化された「花より男子」(神尾葉子)完全版全20巻が12位など、話題の作品がランクインしているのだ。
また、ランキングされた作品の中で最も巻数が多かったのが、6位の「ジョジョの奇妙な冒険」(荒木飛呂彦)全63巻。全60巻の「三国志」(横山光輝)も11位に入った。
「ドラゴンボール」を2つで1作品とした11作品中、6作品が集英社のもので、「週刊少年ジャンプ」連載作品に限っても5作品と、その人気の高さがうかがえるのだ。ちなみに、新品との価格差が最も小さいのが「ドラゴンボール」新書版の−910円で、大きいのが「三国志」の−8501円となっている。
◎2007年最も全巻読破された人気コミック Ranking
1位 「ドラゴンボール」(全42巻) 鳥山明
2位 「ドラゴンボール」 完全版(全34巻) 鳥山明
3位 「MASTERキートン」(全18巻) 勝鹿北星/浦沢直樹
4位 「DEATH NOTE」(全12巻) 大場つぐみ/小畑健
5位 「花ざかりの君たちへ」(全23巻) 中条比紗也
6位 「ジョジョの奇妙な冒険」(全63巻) 荒木飛呂彦
7位 「フルーツバスケット」(全23巻) 高屋奈月
8位 「SLAM DUNK」(全31巻) 井上雄彦
9位 「クローズ」(全26巻) 高橋ヒロシ
10位 「プリティフェイス」(全6巻) 叶恭弘
11位 「三国志」(全60巻) 横山光輝
12位 「花より男子」完全版(全20巻) 神尾葉子