世界を熱狂させた「新三部作」が2005年公開の「エピソード3/シスの復讐」で完結し、再ブームもひと段落した映画「スター・ウォーズ」。しかし、米国では03〜04年にカートゥーン・ネットワーク放送されたテレビアニメ版スピンオフ作品「クローン大戦」のアップデート版や実写版テレビドラマの制作が報道されるなど、またもやファンの心を熱くしているのだ。
こうした中で、CGアニメによる「スター・ウォーズ ザ・クローン・ウォーズ」が8月15日に米国で劇場公開されることが決定した。この作品は、「エピソード2/クローンの攻撃」の4カ月後から始まり、「エピソード3/シスの復讐」へとつながる3年間を描いた「クローン大戦」の1エピソードを長編映画化したものなのだとか。
これまでスピンオフ作品に興味を示さなかったジョージ・ルーカス監督だけど、テレビアニメ「クローン大戦」は同監督の要望によって制作された公認作品。オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーの師弟はもちろん、ヨーダ、メイス・ウィンドゥ、クワイ=ガン・ジンなど、エピソード1〜2を彩ったキャラクターたちが総登場する。
テレビアニメ版ではT.C.カーソンが担当したメイス・ウィンドゥの声を、映画で演じたサミュエル・L・ジャクソンが務めるという話も出てきており、期待が膨らむのだ。
さらに、今回の劇場版作品を第1話とし、テレビでその続きを放送することも決定。全100話を想定しており、すでに40話分が完成しているという。3年間を描くとあって、映画以上の壮大な話となりそう。
劇場版、テレビ版ともに日本を含む米国外での公開・放映は決まっていないのだけど、実写版のテレビドラマともどもぜひとも上陸を果たしてほしいのだ。今夏は、3度目の「スター・ウォーズ」ブームが巻き起こるかも。