竹原慎二が「カツアゲの方法」告白も、犯罪行為に反応さまざま。

2008/02/13 17:35 Written by コ○助

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1995年にボクシングのWBA世界ミドル級王座を日本人では初めて手にした竹原慎二(※選手時代の成績は通算25戦24勝1敗 18KO)。王者在籍わずか6か月と短命だったこと、もともと日本人の挑戦者が少なく、ほかに比べると関心の低い階級だったこともあり、あまりボクサー時代の偉業にスポットが当たる機会が少ないなりよね。ただ、ボクシング好きの間では、今なお「力強いパンチが忘れられない」と評価する声も少なくないなりよ。

現役引退後はすぐにタレントへ転向したなりが、知名度の低さが祟ってなかなか仕事に恵まれず、アルバイトをしながら生活をする日々。そんな時に巡り会ったのが、今も語り継がれるバラエティ番組「ガチンコ!」(TBS系)だったなり。荒くれ者の若者たちをプロボクサーに育てていく「ファイトクラブ」のコーチに起用され、番組も、そして竹原慎二本人も、大ブレイクを果たしたなりよね。

以降はタレント業の傍ら、レストランやフィットネスジムの経営にも乗りだし、最近は「ヤングサンデー」に連載されているボクシング漫画「タナトス 〜むしけらの拳〜」の原案を執筆。また、2007年3月から更新を始めた「竹原慎二はブタっ鼻」では文才を発揮、いまや人気ブロガーの一人としてすっかり認知されているなりよ。世界王者の頃が1回目、「ガチンコ!」の頃が2回目とすれば、現在は3回目のブレイク期を迎えていると言えるなり。

そんな竹原慎二が、ヤフーのプロモーションサイト「月刊チャージャー」で連載しているのが悩み相談の「竹原慎二のボコボコ相談室」。サラリーマンの悩みを端的に斬り、力強いアドバイスを送っている人気コーナーなりが、2月に公開された「昔のいじめ経験が忘れられない。思い出すと連中をぶっとばしたくなる。」との28歳男性の悩みに対する回答が物議を醸しているなりよ。

相談者は中学・高校時代に同級生にいじめられていたことを告白。その体験が忘れられずに今は容姿を変え、街でいじめていた連中と会っても気付かれないようにしており、もし気付かれた場合には喧嘩をしてやりたい……としているなり。これに対し、竹原慎二は「暴力はあかん、そりゃ子供のやる事じゃ」「28歳にもなって『喧嘩してやる』とか言っとる時点であかん」「街で出会った同級生と喧嘩したら、傷害罪くらうだけで丸損じゃ」と、広島弁で真っ当な回答をしているなりね。

物議を醸しているのは自身の体験を語った部分。次のようなコメントをしているなりよ。

「俺は1人を集中的にいじめる事はせんかったなぁ。カツアゲする時も1人から500円ぶん取るんやのうて、10人から50円ずつ徴収して500円にしとった。50円ぐらいなら、それほど根にもたれんからの」

これに対し、ネットでは「合理的」「クレバーな徴収方法だ」「うまい」との声が上がる一方で、「カツアゲは犯罪」「500円でも50円でも取り上げるのは非道」と、竹原慎二の「いじめる側の論理」に反発の声も。ただし、全体的の「喧嘩はやめろ」という回答は納得のできるものであることに加え、竹原慎二はかつて「元広島の粗大ゴミ」と呼ばれていたほどのワルだったのは衆目の知るところだけに、犯罪行為である「カツアゲの方法」を告白しても意外性はなく、批判や非難が殺到……という事態には発展していないなりね。全体的には「カツアゲは悪いけど、竹原慎二じゃ仕方ない」という、「炎上」とも異なる不思議な雰囲気に包まれているなり。

過去の悪事を悪びれもなく、公の場でコメントした場合に反発が起きるのは当然のこと。もしこれがアイドルや人気タレントの告白だったら、あびる優のような大騒動になりかねないなりよ。そう考えると、キャラクターやイメージは大切なりね……。

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