アカデミー賞恒例のオスカーパーティが中止、ストライキの影響考慮。

2008/02/11 09:49 Written by モノメトロ編集部

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突入から4カ月が経過し、泥沼化している米脚本家組合のストライキ。ゴールデングローブ賞授賞式の中止も記憶に新しいが、残り2週間に迫ったアカデミー賞授賞式の開催も危ぶまれている。一部で妥結したことも報じられる中、毎年授賞式後に開かれる米芸能誌ヴァニティ・フェア主催のオスカーパーティの中止が発表された。同誌は、ストライキが授賞式前に終結しても映画業界への影響が続くことを考慮しての決定としている。

ヴァニティ・フェア誌主催のパーティは毎年、受賞者や候補者だけでなく、映画業界がこぞって出席する。昨年は作品賞・監督賞などを受賞した「ディパーテッド」(マーティン・スコセッシ監督)の出演者・スタッフや、出演作「不都合な真実」が長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したアル・ゴア元米副大統領のほか、トム・クルーズ夫妻やジョン・トラボルタ夫妻、ショーン・ペン、司会者のオプラ・ウィンフリーらが出席している。

今回の中止について、同誌は公式サイトで「熟考した結果、ストライキ中の脚本家たちや影響を受けたすべての人たちに配慮して、今年のオスカーパーティを開くべきではないと判断した」と発表。「今年の候補者すべてを祝福するとともに、来年に第15回のパーティを実施することを楽しみにしている」と結んだ。

同パーティは、アカデミー賞を彩る華やかなイベントの1つ。報道通りに脚本家組合と製作会社が妥結し授賞式が順調に開催されても、ストライキの爪跡は隠せない状態となった。

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