ユベントスのMFネドベド選手がJリーグに? FC東京が正式オファーへ。

2008/02/08 19:17 Written by コジマ

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2006年の「カルチョ・スキャンダル」によってチーム史上初の2部リーグ(セリエB)降格となったイタリアの強豪クラブ、ユベントス。それでも昨季にセリエBで優勝し、すぐさま1部リーグ(セリエA)への復帰を果たした。今季は2月3日現在で3位につけており、来季は3シーズンぶりとなる欧州チャンピオンズリーグへの出場が予想されているのだ。

しかし、セリエBへの降格に伴って退団したズラタン・イブラヒモビッチ選手(インテルへ)やファビオ・カンナバーロ選手(レアル・マドリードへ)らの穴は大きく、チャンピオンズリーグへ出場するならばハードスケジュールをこなせるよう選手層の強化が課題となっている。チームは現在、ブレーメンのMFジエゴ選手の獲得に乗り出しているほか、チェルシー(イングランド)のFWアンドリー・シェフチェンコ選手やフェネルバフチェ(トルコ)のDFディエゴ・ルガーノ選手などを狙っているのではないかとの噂もあるのだ。

こうした中で、去就が注目されているのがチームの看板選手であるFWアレッサンドロ・デル・ピエロ選手とMFパベル・ネドベド選手。降格時もチームと運命を共にし、1年でセリエA復帰に大貢献したのだけれど、今年で34歳、36歳と衰えが見え始める年齢を迎えている。2人の意志は対照的で、デル・ピエロ選手が現役続行を表明しているのに対し、今季で契約が切れるネドベド選手は引退を何度も公言しているのだ。チームは後継者を育てつつ、シンボル的存在である2人の現役続行を望んでおり、ネドベド選手が引退するならコーチのイスを用意しているのだそう。

そんなネドベド選手が、なんとJリーグでプレーする可能性が出てきた。FC東京が獲得に向けて本格的に動いているというのだ。日刊スポーツによると、現在は関係者を通じて下交渉している段階なのだけど、スポンサーなどと協議を重ねて総額10億円超を注ぎ込む方針だそう。移籍市場が動き始める7月にも正式にオファーする予定としている。

ネドベド選手の今季推定年俸(5億8000万円)はチーム運営費の16%にも及ぶそうだけど、東京にとっては大きな戦力となるだけでなく、集客増にもつながる移籍。実現すれば、日本だけでなく世界のサッカーファンから注目を浴びそうなのだ。

しかし、ここで気になるニュースも報じられている。先述のとおりユベントスは契約延長を打診し続けているのだけど、サッカー情報サイト「tribalfootball」によると、ネドベド選手はユベントスがチャンピオンズリーグに出場するなら契約延長をほのめかしているのだそう。これが確かなら、東京は早めに別の大物選手とコンタクトを取ったほうが賢明のような気がするけど……。

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