週刊文春調査1000人のOLが選ぶ「私の嫌いな大学」、断トツ1位は?

2008/02/07 13:26 Written by コジマ

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受験シーズン真っ盛り。難関突破を目指し、多くの受験生がラストスパートをかけている。そんな受験生にとって最大の関心事といえば、志望校の難易度とともに「どんな企業に就職できるか」が挙げられるのではないだろうか。

雑誌「プレジデント」が2006年10月16日号で特集した記事「大学と出世」によると、「上場社長になりやすい大学」で1位は慶応大経済学部。2位は東京大法学部、3位は慶応大法学部、4位は慶応大商学部、5位は東京大経済学部となっており、慶応大と東京大が圧倒的に強いことが分かる。また、「高年収が稼げる大学」では1位が東京大、2位が一橋大、3位が慶応大、4位が国際基督教大、5位が京都大。やはり東京大と慶応大が上位に入っているのだ。

一方、近年の首相出身大学を見てみると、橋本龍太郎(慶応大)、小渕恵三(早稲田大)、森喜朗(早稲田大)、小泉純一郎(慶応大)、安倍晋三(成蹊大)、福田康夫(早稲田大)と早慶が多い。この点を単純に総合すると、慶応大が政経両界で通用することになるのだ。

さて、そんな一流大学出身者たちが世間の女性たちにどんな目で見られているのか、受験生も気になる(?)ランキングが「週刊文春」2月14日号で発表された。このランキングは、同誌が全国1000人のOLを対象に「私の嫌いな大学(またはその出身者)」を聞いたもの。その結果、世の女性たちから最も嫌われているのは東京大だったのだ。

東京大在学生・出身者に対する女性たちの声は、「理屈っぽい」「何か言っても必ず反論してくる」「『いちおう東大なんですけど』と必ず言う」などなど。中にはコンパで話す内容がつまらないという意見や、人生のすべてを勉強につぎ込んできたので性格が悪いなどの批判もあるのだ。

2位と3位は早慶が並んだのだけど、早稲田大の138票に比べ、慶応大は89票とかなり少ない。ただ、どちらも東京大と同じく「ブランド」をひけらかすところがヒンシュクを買っている模様。関西トップとなった4位の京都大も自意識の強さが敬遠されており、逆に5位の明治大は体育会系のノリが疎んじられているのだそう。体育会系といえば、国士舘大も6位にランクインしており、とにかく「ガラが悪い」という意見が圧倒的だったのだ。出身者が嫌うという異色の意見が多かったのが、9位の日本大。特に教授に対して嫌悪感を抱いているみたい。また、8位の創価大については、「選挙のたびに電話がくる」という意見も。

ベスト10に入った関西の大学は京都大のみだったけど、11、12位と大阪大、同志社大が並んでいる。また、「お嬢様学校」として知られるフェリス女学院大、白百合女子大が18位で並んでおり、不祥事で有名になってしまった東京福祉大(14位)、関東学院大(15位)、福岡経済大(18位)もランクインしたのだ。

すべての在学生・出身者が批判されているような人物ではなく、実際にぼくの周囲を思い浮かべても当てはまる人は逆に少ないような気がする。ただ、上記の意見はどれも実体験のようなので、一般的にはそうした傾向にあるのかもしれない。いずれにせよ、一部の人のせいでその大学出身者全員が色メガネで見られるのは迷惑な話なのだ。


◎OL 1000人が選んだ「私の嫌いな大学」(週刊文春調査)

1位 東京大 176票
2位 早稲田大 138票
3位 慶応大 89票
4位 京都大 29票
5位 明治大 25票
6位 国士舘大 20票
6位 青山大 20票
8位 創価大 18票
9位 日本大 16票
10位 帝京大 15票
11位 大阪大 14票
12位 同志社大 12票
12位 立教大 12票
14位 東京福祉大 10票
15位 関東学院大 9票
15位 法政大 9票
15位 立命館大 9票
18位 フェリス女学院大 8票
18位 東北大 8票
18位 白百合女子大 8票
18位 福岡経済大 8票

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