MLB最注目の日本人ルーキーは? 公式サイトが福留ら5選手を特集。

2008/02/01 23:58 Written by コジマ

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近年、プロ野球の有力選手が大挙して移籍している米大リーグ。今季も福留孝介外野手(シカゴ・カブス)、黒田博樹(ロサンゼルス・ドジャース)、小林雅英投手(クリーブランド・インディアンス)、薮田安彦投手(カンザスシティ・ロイヤルズ)、福盛和男投手(テキサス・レンジャーズ)の5選手が、大舞台での活躍を夢見て渡米したのだ。

これまでの日本人選手の活躍によって大リーグ側も大いに期待しており、それは年俸面にも反映されている。上記のメジャー入り5選手の契約内容を見てみると、

福留孝介 4年 4800万ドル(約53億2800万円)/年 (昨季13億3200万円)
黒田博樹 3年 3520万ドル(約40億円)/年 (昨季13億3300万円)
小林雅英 2年 625万ドル(約6億8750万円)/年 (昨季3億4300万円)
薮田安彦 2年 600万ドル(約6億6000万円)/年 (昨季3億3000万円)
福盛和男 2年 300万ドル(約3億3900万円)/年 (昨季1億6900万円)

と、いずれも巨額の契約だ。

こうした中で、大リーグ公式サイトが「2008年に最も輝く日本人選手は誰?(Which Japanese talent will shine in '08?)」と題し、上記5選手を分析する特集記事を掲載した。同記事はまず、現在の日本人選手活躍の先駆けとなった野茂英雄投手(ロイヤルズとマイナー契約)を紹介。さらに、「イチロー外野手(シアトル・マリナーズ)から松井秀喜外野手(ニューヨーク・ヤンキース)まで日本人選手の多くが大リーグでスターの地位を確立した」としているのだ。

目玉ルーキーである福留選手について、チームが求めていた右翼手に最適とし、松井秀選手の三冠王を阻止した02年と06年に首位打者になったこと、通算打率が.305であること、06年までの4年間で年平均29本塁打を放っていることなどを紹介。ジム・ヘンドリーGMの「彼は高打率、高出塁率を残せる打者であり、走塁も平均以上。外野守備も強肩でゴールドグラブ級であることを感じる」というコメントを掲載し、「昨季はケガで本来の成績を残せなかったが、彼のヒジはもはや問題ない」と絶賛している。ただ、「フクドーム」と呼ばれたことで話題になった名前の読み方については、「Foo-ka-doe-may」と紹介しているのだけど。

福留選手は翌日の有望新人選手紹介にも掲載され、こちらでは「カブスの中心選手として打点を稼ぐ機会に恵まれるだろう」「これまでの成績がそのままメジャーでも反映されるかという懸念があるが、これまでの日本人選手がメジャーでも日本と変わらない成績を残せることを証明した。福留の通算打率.305はリグレイ(カブス本拠地)でも発揮するかもしれない」としているのだ。

黒田投手に関しては、精密な制球と150キロを超える速球、フォーク、スライダーなどが魅力とし、「244回先発して74回完投したことから、日本では『ミスター完投』と呼ばれている」と紹介。ドジャースは第2の野茂投手となることを期待しているとのこと。

小林投手は中継ぎとしてはもちろん抑えとして登板する機会があるとし、薮田投手は野球専門誌ベースボール・アメリカでロイヤルズ期待の選手9位にランクインしたことを紹介。福盛投手については、輝かしい成績を残していないもののベテランの存在がチームに安心感を与えるだろうとしている。

いずれも高評価の各選手。新たな舞台での活躍に期待したいのだ。

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